Shazam、スマートウォッチへ対応か
音楽検索アプリShazam、今年中にスマートウォッチへ進出か?

音楽検索アプリの最大手「Shazam」は近いうちにスマートウォッチへ勢力を拡大するようです。
ロンドンに拠点を置くShazamでマーケティングを統括する、チーフ・マーケティング・オフィサー(CMO)のパトリシア・パラ(Patricia Parra)は、モバイル業界の主要プレーヤーが集まる展示会「Mobile World Congress」でAdweekに対して年内にスマートウォッチに対応した機能を追加すると答え、すでに「現在いくつかのメーカーと話し合っている」と述べています。
パラによればShazamは「アプリを触わることさえ必要のない世界に目を向けています。例えば血圧の上昇を通知するような、身に付けられるものになるでしょう。」と述べて、ウェアラブル分野への進出が戦略にあることをほのめかしています。
Shazamが現在月間アクティブユーザー1億人を超え、モバイルアプリで巨大な影響力を持つサービス企業です。パラによればユーザーの75%はアメリカ以外の国からアクセスしていると言います。
iPhoneアプリとして急成長を遂げたShazamとすれば、アップルが間もなく発売を開始する「Apple Watch」との連携はごく自然と思われます。ShazamはすでにiPhoneやiPadのSiriとも連携を開始し、流れている音楽をSiriが検索できるようになっています。
一方グーグルのAndroidは世界規模での販売台数では、大きくiPhoneを凌駕しています。グーグルもウェアラブル向けに「Android Wear」をすでに提供開始して、スマートウォッチの分野で勢力拡大を狙っています。
アメリカや欧州ではShazamは音楽検索アプリ以外の分野、特に「セカンドスクリーン」としてテレビ番組や広告と連携してコンテンツを配信する新しいマーケティング・ツールとして、大手ブランドやコンテンツプロバイダーとのビジネスを拡大して成長しています。海外ではShazamを使ってテレビ番組や音楽を認識させることを「Shazam」(Shazamする)と呼ばれるほど、認知が広がっています。
■記事元:http://jaykogami.com/2015/03/10834.html

記事提供:All Digital Music
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