Google、サブスクリプション型音楽ストリーミングサービス発表へ

コラム All Digital Music

Google、いよいよサブスクリプション型音楽ストリーミングサービスを発表へ

Google、SpotifyやDeezerと競合する定額制音楽ストリーミングサービスの開始に向けて大手レコード会社と交渉中

Googleは15日(現地時間)から開催する「Google I/O」で、サブスクリプション型音楽ストリーミングサービスを発表します。

Googleの新しい音楽サービスは、Google Playを中心とし、ダウンロードストアとデジタルロッカーサービスと連携したサービスになる模様です。サービスの内容はSpotifyと同様のストリーミングサービスで、音楽をオンデマンドで配信したり、PCやモバイル端末での視聴が可能になる予定です。先日開始したYouTubeのサブスクリプション型有料チャンネルとは別のサービスとなります。

ニュースを伝えたThe Vergeによれば、Googleはユニバーサルミュージックおよびソニーミュージックの間で、YouTubeとGoogle Playでのライセンス契約に合意したとレポートしています。

ニューヨーク・タイムズによれば、Googleの音楽ストリーミングサービスは、有料サービスとして提供予定です。現時点での価格帯は不明です。またウォールストリートジャーナルによれば、契約の一部にYouTubeがオーディオのみのライセンス契約を締結しようと交渉を進めているそうです。

Googleの新しい音楽サービス発表は、同じく音楽ストリーミングサービスの分野に進出しようとしているAppleを先行することになります。AppleはオンデマンドではなくPandora RadioのようなオンラインラジオサービスをiTunesに組み込んだ「iRadio」と噂されるサービスの開発を進めています。しかし、レコード会社との交渉が難航し、なかなかサービスを発表するところまで至っていません。

このニュースは随時更新して行きます。

■記事元http://jaykogami.com/2013/05/2074.html


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記事提供:All Digital Music(by Jay Kogami)

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ジェイ・コウガミ Profile:
海外のデジタル音楽情報をテーマに、音楽ストリーミングサービスやその他の音楽サービス、デジタル音楽トレンドの動向、クリエイティブなデジタルPR事例、企業の音楽マーケティングなどをいち早く日本で紹介。

高校から米国オレゴン州ポートランドで生活。高校でネットラジオ、大学で初期のナップスター(Napster)やP2Pファイル共有サービスを体験、以降音楽コンテンツと人のコミュニケーションに関心を持つ。

オレゴン大学在籍中は、地元のコミュニティラジオ局「KWVA」でDJとプログラム・ディレクターを3年弱担当。

これまで「ベストギア」(徳間書店)での取材、音響雑誌「Gaudio」(共同通信社)での連載、オンライン音楽ニュースサイト「コラム・スピン」などで執筆。

またインディーズ・アーティストのオンラインプロモーションを手伝っている。

音楽好きとテクノロジー好きに最新のデジタル音楽情報と、新しい音楽体験を届けるべく日々奮闘中。音楽業界に、新しい音楽体験情報を届ける。現在プロジェクトチーム「soundtribe」で活動中。

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