【プレイリスト付】ミセス別曲で2連覇/全米7週首位のアノ曲2位/椎名林檎 急伸TOP3入り/夏休み突入がOA曲に影響【エアモニ】

2025年7月23日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2025年7月14日~7月20日プランテック調べ)では、Mrs.GREEN APPLE「ダーリン」が1位を獲得した。
前週にリリースされたベストアルバム「10」収録の同曲は、1月20日の配信シングルリリースに伴い1月20日~1月26日チャートで14位に初登場すると、その翌週に1位へと浮上。10週連続でチャートインしたのち圏外となるも、アルバムリリース週だった前週80位の再登場を経て1320%のオンエア急増となった今週、24週ぶりに首位へと返り咲いた。
配信リリース直後から多数リクエストが確認されてきたことも、同曲の人気ぶりの証=長期チャートインの大きな要因。そして前週1位を獲得した「breakfast」(12位)に続き、ラジオでのアルバムプロモーション曲として同曲が選ばれた理由でもあるのだろう。今週は帯放送の番組/コーナーといった定期枠を中心に、調査対象77.4%のステーションでのオンエア獲得となった。
2位はアレックス・ウォーレン「オーディナリー」が前週7位から上昇した。米ビルボード・ソング・チャートで通算7週目の首位獲得中となる同曲。2月7日の配信リリースと同時にJFL系列局を中心に開始されたオンエアは、徐々に伸長していき4月28日~5月4日チャートで199位に初登場。一週おいてその翌々週に92位に再登場すると、今週で9週連続チャートインを果たしたかっこうだ。
7月に入ってからはFM Osaka、e-radio、AIR-G’、Date fm、FM-NIIGATAで月間パワープレイに選出されていることから一気にオンエアを伸長させているなか、今週は調査対象の74.2%のステーションと広範囲でオンエアを獲得している点は特筆すべきだろう。そのかいもありリクエストオンエアが確認され始めている。9月のアルバムリリースまでどう波及していくか注目だ。
3位は椎名 林檎「実験中」が前週80位から急浮上した。SHISEIDO“アルティミューン”キャンペーンソングとして書き下ろされた同曲。7月9日の配信リリースとともに開始されたオンエアは、日を追う毎に波及していき前週チャートで初登場。2週目を迎えた今週は調査対象71%のステーションでのオンエア獲得となった。
帯放送枠を主体としつつも広い範囲でのオンエア獲得が奏功し、リクエストオンエア数も大きく伸ばし始めている。8月6日リリースとなる両A面シングルのもう一方の曲「白日のもと」も近くオンエアが始まるだろう。同時チャートイン中の夏ソング「長く短い祭」(141位)とあわせて、今夏は椎名 林檎の歌声が広く聴けそうだ。
夏休みシーズン到来、チャートも夏本番仕様に
週末から全国の多くのエリアで夏休みシーズンに突入した今週、各番組での選曲にも大きく影響しチャートは一変、本格的な夏仕様と化した。
最上位にチャートインした夏ソングは、YUI「SUMMER SONG」(45位→25位)だ。毎年チャートインする定番ソングでありつつ、複数のJFN系列番組でオンエアがあったためオンエア数を最も稼ぐ結果となった。
続いて30位に入ったのはRIP Slyme「楽園ベイベー」で、歌詞にある通りこちらも“常夏”のラジオで良く聴かれる曲だ。同曲とともに夏の代名詞とも言える彼らだが、今週ベストアルバム「GREATEST FIVE」のリリース週を迎えており、そこから7曲が同時チャートインしている点も加筆しておこう。
これに桑田 佳祐「波乗りジョニー」(44位)、Mrs.GREEN APPLE「青と夏」(56位)、TUBE「あー夏休み」(56位)、スピッツ「渚」(56位)、オレンジレンジ「イケナイ太陽」(63位)、山下 達郎「SPARKLE」(68位)、真心ブラザーズ「サマーヌード」(68位)…などが続く。
一方、洋楽曲でもブライアン・アダムス「想い出のサマー」(78位)、コニー・フランシス「バケーション」(82位)、ワム!「クラブ・トロピカーナ」(126位)、ビーチ・ボーイズ「サーフィンU.S.A.」(141位)、ビッグ・マウンテン「ベイビー・アイ・ラブ・ユア・ウェイ」(157位)、クリストファー・クロス「セイリング」(178位)がチャートインしており、ほぼほぼ今季初登場となった。
オンエアチャートTOP200圏内のおよそ5分の1が定番夏ソング(新譜を入れたらもっと)だった今週のラジオ。学生リスナーの夏休み気分を存分に盛り上げ、そして社会人リスナーにとっては、しばし先の夏休みを一足早く疑似体験させてくれたことだろう。今年も長そうな夏、多くの名曲達がしばらくラジオを賑わしそうだ。
RADIO ON AIR DATA(集計期間:2025年7月14日~7月20日)
1.ダーリン / Mrs.GREEN APPLE
2.オーディナリー / アレックス・ウォーレン
2.実験中 / 椎名 林檎
4.Method / Kroi
5.ドゥンバイ / カトリエル&パコ・アモロソ
6.365 / ONE OR EIGHT
7.ひまわり / Chilli Beans.
8.Hello / Furui Riho
9.いちについて / あいみょん
10.JUMP / BLACKPINK
ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング
調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。
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