【プレイリスト付】Number_i再浮上1位へ/Baby Canta ラジオ波及高く2位/シャイトープ CD発売週でTOP3入り/新鋭勢が興隆【エアモニ】

2025年5月28日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2025年5月19日~5月25日プランテック調べ)では、Number_i「GOD_i」が1位を獲得した。
今週5月19日にリリースされた2ndシングル表題曲となる同曲は、1月27日の配信限定リリースとともにオンエアが開始され、同週1月27日~2月2日チャートでの初登場2位を経て3週連続チャートイン。その後、圏外が続くなか前週50位に再登場すると、シングルリリースを迎えた今週いっきに941%増のオンエアとなり首位へと上り詰めた。
FMを主体に帯放送のコーナー/番組といった定期枠で大量に積み上げたオンエアは、調査対象の51.6%のステーションでの獲得と若干局地的。その反面、リクエストオンエアは東名阪で確認できるなど、広い範囲でファンダムの影響がうかがえる点はさすがだ。
前週12日にもTOKYO FMにて“カップリング曲解禁スペシャル”と称し複数番組に出演するなど、限定的ながら長期にわたるラジオ施策によりシングルリリースに向けて注目度が高まっていったかっこうだ。セールスも好調の様子。
2位はBaby Canta「SHYBOY」が前週4位から浮上した。新鋭シンガーソングライターが6月4日に配信リリースするEP「SHYBOY」より、先行配信となる同表題曲。5月度の月間パワープレイにFM802、α-STATION、e-radio、AIR-G’、Date fm、FM-NIIGATA、大阪エリアAM局“Monthly A Music”など、多数局で選出されていることから4月28日~5月4日チャートで12位に初登場。4週目のチャートインを迎えた今週、オンエア数は減じながらも最高位へと上昇した。
当初より調査対象のおよそ50%前後のステーションでオンエアを獲得し続けるなか、特にプッシュするFM802でのオンエア効果は高い様子。YouTube上のMVコメント欄には“ラジオで知った”という多数ユーザーによる書き込みのなか、同局を名指ししたものが目立っているのがその証拠だ。局地的な大量オンエアながら、楽曲自体の魅力が波及していっていることがうかがえる。
3位はシャイトープ「It’s myself」が前週8位から浮上した。TVアニメ「WIND BREAKER Season 2」エンディングテーマになっている同曲。こちらもFM FUKUOKA、AIR-G’、Date fm、FM-NIIGATAなどで、5月度の月間パワープレイに選出されていることから、4月28日~5月4日チャートで17位に初登場。その後も多数オンエアをキープし、今週4週目のチャートインとなる。
特に月初ではオンエアが局地的だったものの、週を追うごとに少しずつ波及していき、CDリリース週となった今週は前週比21%のオンエア増が見られた。リクエストオンエアも獲得し始めていることから、更なるオンエア波及に期待したいところだ。
ビッグタイトルのOA落ち着き新鋭アーティスト勢が上位へ
ビッグネームの新譜リリースが落ち着いた今週のチャートでは、2位のBaby Canta「SHYBOY」、3位のシャイトープ「It’s myself」に続き、多数の新鋭アーティストが上位入りを果たした。
前週11位から6位へと浮上したレトロリロン「UNITY」は、ラストラム発の4人組ポップスバンドが5月7日にリリースしたメジャーデビューシングル。BAYFM、FM NACK5、FM FUJIでパワープレイに選出されていることから今週で4週目のチャートイン。順調なオンエア波及により今週は67.7%のステーションでオンエアを獲得している。
また、リクエストオンエアも安定数みられ、過去作での積極的なラジオプロモーションが奏功しリスナーに既に支持層を築いていることがうかがえる。今作でもラジオOA効果が現れていることがYoutubeのコメントで見て取れる。
同じく6位の眞名子新「野原では海の話を」は前週9位からの浮上。カントリーやフォークをルーツに持つシンガーソングライターが、5月14日にリリースした1stフルアルバムからの同曲。こちらもKiss FM、α-STATION、AIR-G’、東海ラジオなどでパワープレイに選出されていることから、今週で4週目のチャートイン。オンエア総数のおよそ半数をKiss FMが占めるなど局地的な大量オンエアながら、毎週多数のリクエストオンエアを獲得している点は特筆すべきだろう。次回の展開も期待したい。
前週103位から大きく10位に浮上したダミアーノ・デイヴィッド「ゾンビ・レディ」は、マネスキンのリードボーカリストが5月16日にリリースしたソロ・デビュー・アルバムからの楽曲。ソロとしては新人ながら、FMでは86.4%のステーションでオンエアを獲得しつつ、同じくアルバムから「ヴォイシズ」(65位→62位)も同時チャートイン。世界的人気の伊ロックバンドのフロントマンとあり、さすがの注目度を見せた。
この他、Rol3ert「HOPE」(12位)をはじめ、先日の【MAJ】でラジオ特別賞 Best Radio-Break Songを受賞した離婚伝説「愛が一層メロウ」(18位)、ココラシカ「手のひらで踊らせて」(24位)、Nolzy「fit感」(26位)、JIJIM「カラスフライト」(29位)などが上位入り。新しいアーティスト/楽曲との出会いを創出するラジオチャートらしい結果となった。
RADIO ON AIR DATA(集計期間:2025年5月19日~5月25日)
1.GOD_i / Number_i
2.SHYBOY / Baby Canta
3.It’s myself / シャイトープ
4.Star / 星野 源
5.MILLION PLACES / XG
6.レッツ・ライド・アウェイ FEAT.エル・キング / Avicii
6.UNITY / レトロリロン
6.野原では海の話を / 眞名子新
9.Mad Hope(feat.Louis Cole, Sam Gendel, Sam Wilkes)/ 星野 源
10.ゾンビ・レディ / ダミアーノ・デイヴィッド
ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング
調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。
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