【ビルボード 2024年上半期Download Songs】Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」堂々の首位、Ado/Number_iが続く

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Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」

2024年上半期Billboard JAPANダウンロード・ソング・チャート“Download Songs”で、Creepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」が、累計268,561ダウンロード(DL)を売り上げて、2位以下に1.9倍以上の差をつけて1位となった。

TVアニメ「マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編」オープニング・テーマとして書き下ろされたこの楽曲は、1月7日の配信リリースをうけて、1月10日公開チャートで78位に初登場。長足でトップ5圏内まで上昇し、登場から6週目の2月14日公開チャートで首位に上り詰めた。両A面シングル「二度寝/Bling-Bang-Bang-Born」として3月20日にフィジカルが発売されたことや「THE FIRST TAKE」出演なども後押しし、上半期対象期間に通算7週にわたって首位をマーク。チャートイン21週目となった5月29日公開チャートでも余裕でトップ10圏内をキープし、圧倒的な強さで上半期総合ソング・チャート“JAPAN Hot 100”も制した。

2023年の年間Download Songsで5位だったAdoの「唱」は、累計135,651DLで上半期2位に。2023年9月6日にリリースされた、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのハロウィン・イベント【ゾンビ・デ・ダンス】のテーマソングで、ハロウィン終了後にも粘り強くチャートイン。昨年12月30日に放送された「第65回輝く!日本レコード大賞」受賞や翌31日の「第74回NHK紅白歌合戦」でのパフォーマンスなど大型メディア露出によって、2024年1月3日公開チャートでは通算6週目の1位を記録した。

累計124,361DLを売り上げた、平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太によるNumber_iの1stデジタル・シングル「GOAT」は上半期3位につけた。1月1日に配信開始となった本曲は、その話題性もあり、大差をつけて1月10日公開チャートで首位デビュー。翌週もトップの座を維持し、3月6日にシングルCDがリリースされたタイミングの3月13日公開チャートで再び首位に返り咲いた。

上半期4位となったのは、累計113,378DLを獲得した新星tuki.の「晩餐歌」だ。2023年9月29日にデジタル配信され、10月11日公開チャートで5位に初登場。11月8日公開チャートで62位まで落ちこむも、11月6日に優里とのコラボ動画が公開されたことで21位にジャンプアップした。初週と2024年1月24日に記録した5位が最高位で、大きなタイアップがなかったものの自身の新曲リリースとも連動して着実にポイントを稼ぎ、上半期では上位に食い込んだ。

同じくDLソング週間チャートで首位に届かなかったが、累計104,700DLを売り上げて上半期5位となったのはヨルシカの「晴る」。1月5日の金曜日に配信された、TVアニメ「葬送のフリーレン」第2クールのオープニングテーマである同曲は、1月10日公開チャートで4位に初登場し、翌週最高位の2位をマーク。その後もアニメ放送との相乗効果によりコンスタントにポイント積み上げて、4か月にわたってトップ20圏内を維持した。

トップ5以下には、6位に緑黄色社会、7位に米津玄師、9位と10位にYOASOBIなど年間チャートを賑わせ続けているアーティストがチャートインする中、Omoinotakeの「幾億光年」が累計84,932DLを獲得して8位となった。ドラマ「Eye Love You」主題歌で、週間の最高位は3位だったが、初週からトップ20圏内を推移し続けた。

ここ数年間におけるトレンドのドラマやアニメ作品との大型タイアップ楽曲に加え、2024年の上半期のトップ10では、tuki.やOmoinotakeなど新星アーティストの飛躍、Number_iやTravis Japanなどボーイズ・グループのデジタル領域での人気拡大が窺える結果となった。

Text by 岡田

【2024年上半期Billboard JAPAN Download Songs】トップ20

1位「Bling-Bang-Bang-Born」Creepy Nuts(268,561ダウンロード)
2位「唱」Ado(135,651ダウンロード)
3位「GOAT」Number_i(124,361ダウンロード)
4位「晩餐歌」tuki.(113,378ダウンロード)
5位「晴る」ヨルシカ(104,700ダウンロード)
6位「花になって」緑黄色社会(94,929ダウンロード)
7位「さよーならまたいつか!」米津玄師(94,232ダウンロード)
8位「幾億光年」Omoinotake(84,932ダウンロード)
9位「アイドル」YOASOBI(80,207ダウンロード)
10位「勇者」YOASOBI(79,229ダウンロード)
11位「T.G.I. Friday Night」Travis Japan(77,985ダウンロード)
12位「FREEDOM」西川貴教 with t.komuro(67,744ダウンロード)
13位「アンビバレント」Uru(65,949ダウンロード)
14位「ケセラセラ」Mrs. GREEN APPLE(61,693ダウンロード)
15位「SOULSOUP」Official髭男dism(58,189ダウンロード)
16位「Sleep Walking Orchestra」BUMP OF CHICKEN(53,765ダウンロード)
17位「去り際のロマンティクス」See-Saw(48,983ダウンロード)
18位「想望」福山雅治(47,113ダウンロード)
19位「オレンジ」SPYAIR(46,330ダウンロード)
20位「ライラック」Mrs. GREEN APPLE(46,215ダウンロード)

集計期間:2023年11月27日~2024年5月26日
※()内の数字は集計期間中のダウンロード数になる。

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