JOYSOUND発表、2019年で最も歌われたのは「Lemon」米津玄師が2年連続2冠 令和発売曲1位はOfficial髭男dism「Pretender」

チャート エクシング

2019年JOYSOUND カラオケ年間ランキング
2019年JOYSOUND カラオケ年間ランキング

エクシングは12月18日、30万曲以上という業界最多の配信曲数を誇る業務用通信カラオケ「JOYSOUND」シリーズ、および「UGA」シリーズにて歌唱された楽曲の回数に基づき集計した「2019年JOYSOUND カラオケ年間ランキング」を発表した(集計期間:2019年1月1日〜11月30日。12月の1ヶ月分によるランキングへの影響が軽微であるため、速報として発表)。

2019年JOYSOUND カラオケ年間ランキング総合

2019年JOYSOUND カラオケ年間ランキング総合

総合ランキングでは、米津玄師「Lemon」が2018年に続き、2年連続年間ランキング1位を獲得した。

「Lemon」だけでなく自身が作詞作曲をした、5位Foorin「パプリカ」、24位菅田将暉「まちがいさがし」を含めると30曲中6曲がランクインしており、その人気を誇示した。

また、Official髭男dism「Pretender」、back number「HAPPY BIRTHDAY」、菅田将暉「まちがいさがし」、King Gnu「白日」と今年リリースされた楽曲も上位にランクイン。新しいカラオケ人気曲が生まれた。

2019年JOYSOUND カラオケ年間ランキングアーティスト

2019年JOYSOUND カラオケ年間ランキングアーティスト

アーティストランキングでは、総合ランキング同様、米津玄師が2018年に引き続き2年連続年間ランキング1位を獲得。あいみょんは昨年圏外から大きくジャンプアップし2位を獲得!俳優としての知名度も高い菅田将暉は大きく順位を伸ばし初のTOP10入り。「Pretender」で一躍カラオケ人気に火が付いたOfficial髭男dismは昨年圏外からランクインした。

2019年JOYSOUND カラオケ年間ランキング令和発売

2019年JOYSOUND カラオケ年間ランキング令和発売

令和元年に発売された楽曲のランキングではOfficial髭男dismが1位、3位にランクイン。2位の菅田将暉「まちがいさがし」はドラマ主題歌として話題に。総合ランキング1位の米津玄師は6位、7位と2曲ランクインした。

ジャンル・アニメ/特撮/ゲームランキングでは。1995年にリリースされた曲ながら、高橋洋子「残酷な天使のテーゼ」が昨年に引き続き2年連続1位を獲得。今年実写版映画が公開されたアラジン「ホール・ニュー・ワールド」も順位を伸ばし12位にランクイン。

ジャンル・VOCALOIDランキングでは、バルーン「シャルル」が2年連続1位を獲得。みきとP feat.鏡音リン「ロキ」は昨年よりランクアップし2位に。カンザキイオリ「命に嫌われている」は、10代20代から圧倒的に人気のあるVOCALOID曲として初のランクイン。DECO*27は初登場の「乙女解剖」を含む4曲が上位に。

ジャンル・ネット発アーティスト楽曲ランキングでは、ボカロPとして活動していた”n-buna”と、ボーカル”suis”の2名で結成されたヨルシカが20曲中6曲ランクイン。ずっと真夜中でいいのに。は、2018年より活動を開始、正式なメンバー編成や素性がほとんど明かされていないにも関わらずYouTubeに投稿された動画が1週間で20万回再生を記録!10代〜20代の若者を中心に高い人気を誇っている。

ジャンル・演歌ランキングでは、石川さゆり「天城越え」「津軽海峡・冬景色」が貫録の1・2位を獲得しカラオケ定番曲が多くランクインする中、丘みどり「紙の鶴」が2019年リリース曲として唯一のランクイン。

ジャンル・K-POP/韓国曲ランキングでは、韓国と日本合同のグローバル女性アイドルグループとして話題のIZ*ONEが年間ランキング初の1位を獲得。TWICEは20曲中5曲ランクインと引き続き高い人気を示した。3曲ランクインを果たしたバンタンソニョンダンはBTSとして日本でも活躍。今年初のランクインとなったSHAUN「Way Back Home」はTiKToKから火がつきカラオケでも人気の曲となった。

ジャンル・洋楽ランキングでは、2019年6月に実写版「アラジン」が公開された影響により「A Whole New World」が1位を獲得。昨年に引き続きQUEEN人気も衰えず20曲中5曲ランクイン。

2019年JOYSOUND カラオケ年間ランキングRecTV

2019年JOYSOUND カラオケ年間ランキングRecTV

新たに設けられたジャンル・公式ミュージックビデオ観放題サービス「RecTV for JOYSOUND」ランキングは、JOYSOUNDの最新機種「JOYSOUND MAX GO」に初搭載されたカラオケルームで公式ミュージックビデオが観られるサービス「RecTV for JOYSOUND」によるもの。6月のサービス開始後初の年間ランキングで第1位を獲得したのはサカナクション「新宝島」となった。田中裕介が監督を務めた、昭和の番組をオマージュした演出で大人気のミュージックビデオ。国内におけるMVの祭典「MTV VIDEO MUSIC AWARDS JAPAN 2015」最優秀邦楽グループビデオ賞にノミネートされるなど、芸術性も高く評価されている作品だ。

特設サイトではTOP100まで公開。また、10代〜60代まで総合、男女別のランキングも公開中だ。

2年連続1位を獲得したた米津玄師からコメント

──「Lemon」が2年連続年間ランキング1位、アーティストランキングも2年連続1位となりました。新旧問わず様々な楽曲が歌われていることに関してのコメントをお願いします。

米津玄師:とても光栄です。この曲を作ったのが遠い昔のことのような気分でいます。これからも続くであろう長い人生の中で、このような得難い経験をさせてもらったことに感謝の気持ちでいっぱいです。

──カラオケにまつわるエピソードなどありましたら教えてください。

米津:自分の曲は歌いづらいものが多いと思うのですが、それでも歌ってくれる方には愛を感じます。本当にありがとうございます。

──「パプリカ」「まちがいさがし」など米津さんが制作に携われた楽曲も高い順位となっています。

米津:Foorinも菅田くんも、素晴らしい歌声と才能を持っている人たちです。楽曲によって彼らの後押しができたことをとても嬉しく思います。自分の声で表現する場合とは勝手が違うので、制作はとても繊細で神経を使う作業でした。結果として沢山の方々に届くものになったことに今はほっとしています。

──今年はどういった年だったか思うことをお願いします。

米津:2019年は「海の幽霊」という曲を作れたことがとても大きかったと思います。「海獣の子供」という原作に何らかの形で関わるというのは10年来の夢でした。今年は元号の更新もあり、歴史的にも意味のある年だったと思います。だからこそあらゆる出来事が意味ありげに映ってしまう年でもありました。自分の目には日本の中で凄惨な事件が多発しているように見えたことに対して、自分が目で追っているだけなのかどうか、冷静に客観的に判断しようと努めなければなりませんでした。ここで生活していくスタンスが自分の中で変わり始めたということなのかもしれません。その上でポジティブな音楽を作り続けるためにはどうしたらいいかと日々考えています。

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