CRI・ミドルウェア、24年10月~25年9月期は48%増益 今期は9%増を見込む
映像・音声に特化したミドルウェアを展開するCRI・ミドルウェアは、2025年9月期の連結業績(2024年10月1日~2025年9月30日)を発表した。
売上高は34億4,858万円(前期比8.9%増)、営業利益は5億5,438万円(同50.5%増)、経常利益は5億6,677万円(同47.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は4億2,071万円(同38.2%増)となった。
ゲーム事業は、同社製ミドルウェア「CRIWARE(シーアールアイウェア)」等の国内許諾売上が、提案営業強化により、新規顧客を含む複数の一括契約を獲得したことにより、増加。海外向けは、中国において第3のOSがローンチされた効果と、欧米展開が着実に進み、増加した。ツーファイブが行う音響制作は、中国企業から大型のボイス収録業務を複数受注したことに加え、既存顧客からのリピートオーダーが堅調に推移し、増加。なお、オンラインコミュニケーションミドルウェア「CRI TeleXus」への研究開発投資は当セグメントにおいて継続して行っている。当セグメントの売上高は18億702万円(前期比7.8%増)、セグメント利益は1億8,620万円(同59.5%増)となった。
エンタープライズ事業は、モビリティ分野の売上が、新製品Glasscoの採用数が年間を通して期初予想を大きく上回ったことにより、大幅に増加。組込み分野の売上は、上期にカラオケの一括許諾売上やリアルカジノ向けの年間許諾売上が計上されたものの、下期は前期にあったような大型の許諾売上が計上できず、減少した。クラウドソリューション分野の売上は、R&Dフェーズへのシフトのため、受託業務量を計画的に減らしたことにより、概ね予定どおり減少。当セグメントの売上高は16億4,156万円(前期比10.1%増)、セグメント利益は3億6,817万円(同46.3%増)となった。
2026年9月期の連結業績予想は、売上高が前期比13.4%増の39億1,000万円、営業利益が同8.2%増の6億円、経常利益が同8.7%増の6億1,600万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同9.8%増の4億6,200万円を見込んでいる。
@musicman_nusicman
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