HTCとNTT Comが戦略的パートナーシップに関する覚書を締結、日本の没入型エンターテインメントの新たな未来を共創

スマートフォンおよびバーチャルリアリティ(VR)プラットフォームにおける革新企業であるHTCは、通信事業をはじめ、スタジアムやビル等のスマートシティ領域で各種ICTソリューションを提供しているNTTコミュニケーションズと、戦略的協業に関する覚書(MOU)を締結したことを発表。両社は、日本市場における大規模ロケーションベースエンターテインメント(以下LBE)の導入を加速し、次世代型の没入型エンターテインメント市場を共同で開拓していく。
LBEは、近年世界各地で急成長を遂げている没入型エンターテインメントの一形態で、XR技術と物理的空間を組み合わせることで、文化、エンタメ、教育、観光など多様な分野に展開されている。
来場者はXRヘッドセットを装着することで、現実空間と仮想空間が融合した没入体験を楽しむことができる。施設側にとっても、軽量な機材のみで導入が可能なため、大規模な改修工事を必要とせず、柔軟に多様なイベントを企画でき、施設の稼働率と収益性を高めることができる。
近年、日本では大型のスポーツ・音楽イベント施設の建設が相次いでいるが、イベント非開催日にも施設の活用価値を高めることが課題に。運営コストの削減や施設の稼働率向上により、地域経済への貢献を強化する取り組みが求められている。
今回の連携により、両社はそれぞれの強みを融合し、LBEを核とした新たなエンタメソリューションの共同開発と提供を目指すとしている。
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