DeNA、NFTと紐づいたデジタルコンテンツのアルバムサービス「NFTコレクション」を提供開始

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ディー・エヌ・エー(DeNA)は、NFTと紐づいたデジタルコンテンツ(NFTアイテム)のアルバムサービス「NFTコレクション」の提供を4月13日より開始した。

NFTコレクションは「ゲームファンのための宝物」をコンセプトに、制作されたゲーム内や作品内のデジタルコンテンツをコレクションし、楽しむことができるサービス。それぞれのデジタルコンテンツはNFT技術により識別情報が記録されており、LINE BITMAX Walletを通したユーザ同士の受け渡しが可能。また購入したNFTは、4月13日よりサービスを開始したLINEのNFT総合マーケットプレイス「LINE NFT」においてユーザ同士で販売・購入することができる。

大多数のオンラインゲームでは、プレイヤーはサービスの提供終了と共にゲーム内のプレイ記録やアイテムなどを参照・表示することが不可能になる。しかし、サービスの提供が終了したゲームや展開を終了した作品であっても、NFTコレクションに参加することで、ゲームや作品を楽しんでいたファンとサービス提供側は再度タッチポイントを設けることが可能になるため、ゲームや作品に関するコンテンツの知的財産権を保有している企業は新たな事業機会の検討を行うことが可能になり、ユーザはかつて楽しんだゲームや作品について、NFT技術によって保有情報が記されたデジタルコンテンツをコレクションすることができる。

NFTコレクションの第1弾として、DeNAが提供している「Mobage」上で多くのユーザに親しまれたオンラインキャラクター育成ゲーム「住み着き妖精セトルリン」のNFTアイテムの提供を開始する。

「住み着き妖精セトルリン」は、キャラクターの衣装や住む家のデコレーションを楽しむ、お世話不要の育成ゲームで、カジュアルさとシンプルさから、累計登録者600万人を超える人気コンテンツだったが、2014年12月にサービスの提供を終了した。

「住み着き妖精セトルリン」の第1弾NFTアイテムは全13種で、2022年5月末まで無償配布をおこなう。なお、上限枚数に達し次第配布終了する。

今後、NFTコレクションは、かつてMobage上で展開していたゲームを題材にしたコレクションを展開していく予定。これまでに培ったゲーム資産を元にNFT技術を組み合わせることによって新たな活用機会を提供できるようサービスの拡充も目指すとともに、Mobage以外のゲームに関するデジタルコンテンツの展開も検討していくとしている。

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