JOYSOUND 2016年のカラオケ年代別ランキングを発表、総合1位は桐谷健太扮する浦島太郎「海の声」

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JOYSOUND2016年年代別カラオケ年間ランキング
エクシングが12月22日、1,000万人以上の会員数を誇るJOYSOUNDのカラオケ・ソーシャルメディア「うたスキ」会員の歌唱に基づいた年代別(10代〜60代)の年間ランキングを発表した(集計期間:2016年1月1日〜2016年11月30日)。

年間ランキング
http://joysound.com/st/ranking2016/

アニメの影響を受けやすい20代、青春時代の歌を抱き続ける40代と、年代による歌唱傾向の違いが浮き彫りとなる年代別ランキング。

その中で、auの人気CM「三太郎シリーズ」で桐谷健太扮する“浦島太郎”が三線で見事な弾き語りを披露したことで話題を呼んだ「海の声」は、圧倒的な認知度により、最も支持の厚い30代の1位を筆頭に、10代から50代という幅広い世代でトップ10入りを果たした。さらに男女別に見ても、男性ボーカルの曲ながら、30代女性の4位にランクインするなど、女性支持の高さもその人気を下支えしていると言えそうだ。

このほかに10代から50代に共通して歌われている楽曲は、カラオケの殿堂入りソングとも言える「残酷な天使のテーゼ」と、2015年のカラオケランキングで1位を獲得した秦 基博「ひまわりの約束」。いずれもアニメ主題歌として幅広い世代に親しまれているカラオケの定番ソングだ。

次に、世代別に詳しく見ていくと、若い世代では、アニメ「血界戦線」エンディングテーマとして人気を誇るUNISON SQUARE GARDEN「シュガーソングとビターステップ」が10代・20代の1位を独占。これも男性ボーカルの曲ながら、歌唱者の6割が女性を占めるのが特徴だ。

また、今年大ヒットした映画『君の名は。』主題歌であるRADWIMPS「前前前世(movie ver.)」は、9月からの配信にも関わらず驚異的な追い上げを見せ、10代・20代の15位にランクイン。30代以上では、一青窈「ハナミズキ」が50代まで、中島みゆき「糸」、NHKドラマ「あさが来た」主題歌として注目を集めたAKB48「365日の紙飛行機」が30代から60代という幅広い世代でトップ10にランクインを果たし、存在感を示した。

年代別ランキング 特設ページ
https://www.joysound.com/web/s/karaoke/feature/annual_age_2016

JOYSOUND2016年年代別カラオケ年間ランキング(10代)
トップ20のうち、11曲がアニソン、5曲をボーカロイド楽曲が占める10代。トップ20のうち11曲という過半数をボーカロイド楽曲が占めていた2014年に比べるとその勢いはおさまるも、今年9月にリリースされたDECO*27の5thアルバム「GHOST」収録曲である「ゴーストルール」が7位にランクインするなど、新たなヒット曲も誕生している。

JOYSOUND2016年年代別カラオケ年間ランキング(20代)
ボーカロイド楽曲は「千本桜」の1曲にとどまる一方で、トップ20のうち15曲がアニソンと、アニメの影響力の強さを感じさせる20代。なかでも女性人気の高い「おそ松さん」から、歴代オープニングである「はなまるぴっぴはよいこだけ」「全力バタンキュー」の2曲が上位にランクインを果たしたほか、今年4月から放送を開始した「マクロスΔ」発の音楽ユニット・ワルキューレの「いけないボーダーライン」も12位を獲得した。

JOYSOUND2016年年代別カラオケ年間ランキング(30代)
20位以内にランクインしたRADIO FISHの「PERFECT HUMAN」が今年らしさを感じさせる30代。昨年も、「ランニングマン」で話題となった三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE「R.Y.U.S.E.I.」や、お笑いでブレイクしたクマムシの「あったかいんだからぁ♪」が上位に食い込むなど、その年のトレンドがカラオケのランキングに反映されやすい世代と言えそうだ。

JOYSOUND2016年年代別カラオケ年間ランキング(40代)
レベッカ「フレンズ」や、DREAMS COME TRUE「未来予想図II」、チェッカーズ「星屑のステージ」など、青春時代を彩る名曲が上位を占める40代。「海の声」や「365日の紙飛行機」など、その年のヒットソングは上位に食い込むものの、一旦定番曲として定着した曲の人気は根強く、長きにわたって歌われ続ける傾向がありそうだ。

JOYSOUND2016年年代別カラオケ年間ランキング(50代)
「天城越え」や「津軽海峡・冬景色」など、演歌の人気も目立つ50代。「水戸黄門」の主題歌である「あゝ人生に涙あり」や、安全地帯「ワインレッドの心」、松山千春「大空と大地の中で」など、ほかの年代には見られない楽曲も上位に。また、今年3月に続編が公開された映画「セーラー服と機関銃」関連曲として、薬師丸ひろ子「セーラー服と機関銃“夢の途中”」が5位、来生たかお「夢の途中」が7位を獲得した。

JOYSOUND2016年年代別カラオケ年間ランキング(60代)
吉幾三「酒よ」や、石川さゆり「津軽海峡・冬景色」を筆頭に、演歌・歌謡曲を好んで歌う傾向にある60代。石原裕次郎「北の旅人」、坂本九「見上げてごらん夜の星を」といった往年の名曲に交じって8位にランクインしたNHKドラマ「あさが来た」主題歌 AKB48「365日の紙飛行機」が異彩を放っている。


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