アーティストや楽曲に関心の高い地域を確実にツアーする方法とは
アーティストや楽曲に関心の高い地域を確実にツアーする方法とは
img via Demi Lovato Facebook
アメリカの女優でアーティストでもあるデミ・ロヴァート(Demi Lovato)は、楽曲検索アプリを提供するShazamとタッグを組んで、ツアーの実験的なプロモーションキャンペーンを展開している。
そのプロモーション方法とは、予定されているデミ・ロヴァートのヨーロッパツアー”Neon Lights European Tour”において、彼女の新曲がShazamで最も検索・タグづけされた地域をツアースケジューリングしていくというものだ。
楽曲が頻繁に検索・タグ付けされるエリアには、そこにファンや関心を持つ人々が多く存在することを意味している。そのデータを分析し、アーティスト及び楽曲が人気の地域をツアーすることはアーティストサイドにしても非常に効率的で、セールス的にも良い結果が見込めるだろう。
現在実施中のこのキャンペーン、デミ・ロヴァートがツアーする都市と日付は5月末に発表されるとのこと。
ちなみに、以前似たような事例として、アイアン・メイデンがビッグデータを活用して敢えてパイレーツが顕著な地域(南米)を積極的にツアーしたという話題があったが、こちらは結局バンドがデータを活用したかどうかの真偽は不明だった。
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だが、いずれにせよテクノロジーによるデータの有効活用という点において、今回のプロモーションはファンとアーティストのニーズに適切に応える好例と言えるだろう。
なお、日本でもShazam内の「探索」メニューから、各地域ごとでシャザムされた楽曲チャート(どの地域でどの楽曲が最も調べられているか)を見ることができる(Shazamの日本担当者によると国内ではエリアの精度がまだ高くなく、今後改善が見込まれているとのこと)。
(Jiro Honda)
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