コロムビア、2013年3月期第1四半期連結業績

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日本コロムビアは、10日、2013年3月期第1四半期の連結業績を発表した。

連結売上高は、30億6千6百万円(前年同四半期に比べ8.6%減)となった。これは主に、市販/配信事業における演歌・歌謡曲および教育作品を中心とした市販売上の減少、J-POP作品を中心とした配信売上の減少によるもの。

損益は、市販/配信事業における売上減少の影響に加え、特販/通販事業も厳しい事業環境を反映し前期の実績を下回ったため、営業損失1億1千7百万円(前年同四半期は営業利益1千6百万円)となった。また、経常損失は1億2千2百万円(前年同四半期は経常利益1千9百万円)、四半期純損失は1億3千1百万円(前年同四半期は四半期純利益1千万円)となっている。

市販/配信事業は、アニメ作品は前年売上を上回ったが、演歌・歌謡曲および教育作品を中心とした市販売上の減少、J-POP作品を中心とした配信売上の減少などにより、事業売上は22億4百万円(前年同四半期に比べ10.5%減)。営業利益は、売上減少の影響などにより、1億7千2百万円(前年同四半期は3億3千9百万円)となった。

同社は、今後、得意分野、成長分野への経営資源の集中、不採算事業の整理、人員規模の適正化および経費削減等の施策を今後も継続して実施、事業効率を高め、収益性の向上を目指す。

また、フェイス・グループ傘下として、グループ間の事業シナジーの実現に向け積極的に取り組んでおり、その一環として昨年は合弁会社「株式会社フューチャーレコーズ」を平成23年9月に設立している。

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