コロムビア、2012年3月期通期連結業績を発表

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日本コロムビアは、2012年3月期の連結業績を発表した。

連結売上高は、クリエイティヴ・コアの株式売却に伴い、その他事業の売上が減少したこと、市販/配信事業においては、アニメ、およびダンス・フィットネス作品は堅調に推移したものの、J-POP作品を中心とする配信売上が減少し、146億8千1百万円(前年度に比べ10.7%減)となった。

損益は、市販/配信事業の売上減少により、営業利益は5億1千3百万円(前年度は8億8千2百万円)となった。また、営業外収益で昨年度に続き未払印税整理益を計上したことなどにより、経常利益は5億3千4百万円(前年度は9億8千9百万円)となり、純利益は4億6千3百万円(前年度は8億7千6百万円)となった。

市販/配信事業は、J-POP作品を中心とする配信売上は大幅に減少したが、アニメ、およびダンス・フィットネス作品は堅調に推移し、また音源権利収入も増加したため、事業売上は前年度より微減の105億9千7百万円(前年度に比べ4.7%減)となった。また、営業利益は、売上高の減少に伴い、13億7千3百万円(前年度は16億3千8百万円)となった。

特販/通販事業の売上高は、ビクターエンタテインメント、EMIミュージック・ジャパンとの通販事業にかかる業務提携の開始などにより、25億1千3百万円(前年度に比べ5.5%増)と好調に推移したものの、音源使用にかかる企業向け取引の減少などの影響もあり、営業利益は10億1千万円(前年度は10億9千3百万円)となった。

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