【おすすめのグッドミュージック】優河、LA録音による新作EP「All the words you said」をデジタルリリース
聴く者の心を揺さぶる、唯一無二の歌声を持つシンガーソングライター・優河が、12月10日に、オリジナルEP「All the words you said」をデジタルリリースすることが決定した。
本作は、LAを拠点にするミュージシャン、Yohei Shikanoとの出会いをきっかけに、昨年末に優河が単身渡米し録音された。
Tortoiseのメンバーであり、近年のソロ・プロジェクトではアンビエント・ジャズの最前線を切り開くギタリスト・Jeff Parkerや、Elton Johnをはじめ数々の著名アーティストと共演してきたドラマー/パーカッショニストのJay Belleroseが参加している。
優河の進化した歌声を軸に、LAの気鋭アーティストたちとのセッションで紡がれた楽曲は、まるで会話のような極めて柔らかなアンサンブルを織り成し、聴くものの深い部分に語りかけてくる作品となっている。
リリースに先駆け、12月4日深夜放送・TBS ラジオ「CITY CHILL CLUB」内の自身がパーソナリティを務めるレギュラーコーナー「優河のmidnight whispering」(毎週木曜深夜 27 時 35 分〜27 時 55 分頃)で初オンエアされる予定だ。
優河によるアルバムセルフライナーノーツ
レコーディングをしたこの日のことを わたしはきっと一生忘れないと思う。
日本で二度ほどしか会ったことのなかった洋平さんの”いつでもL.A.に来なよ”という言葉にすっかり甘えて、「アメリカで録音してみたい」というざっくりとした願いを伝えた2024年の秋からわずか2ヶ月後。
こんな宝物のような作品・体験が実現したことは本当に奇跡だと思う。思い返すとわたしはいつも自分に思い悩んでいる。
自分の中に何かがあると信じたいのに信じきれず、頭の中は雑念でいっぱいだった。
わたしたちは人に評価されることが当たり前になりすぎて、平気で傷ついて、時に傷つけてしまう。
わたしはわたしの中にあるものを信じたかった。JeffさんとJayさんと囲んだレコーディングでは、透明できらきらした光の玉のようなものが真ん中に置かれていてそれを3人で見つめながら、とっても大切に守っているような感じだった。
レコーディング中にJayさんは「君と一緒に演奏することはご褒美みたいなものだよ」という言葉を何度もくれて、Jeffさんには後日「君の声は自分が聴いた中で一番美しいもののひとつだった、歌詞も信じられないほど素敵だね」とメッセージをもらった。
日本から来た無名のアーティストにこんな素敵な言葉をかけてくれるなんて、自分には勿体無い気もしたけど、そんな想いは捨てて素直に自分の心の奥底に大切にしまった。
この録音は、洋平さんが渡米をしてから数十年かけて大切に育てた人脈と信頼を惜しみなくわたしに共有してくれたことで叶えられた。
それは本当にすごいことで、彼の懐の広さにわたしはどう感謝の気持ちを表現したら良いのかわからない。彼の純粋な音楽への愛と情熱をわたしは深く尊敬する。
この作品が多くの人のもとへ届き、多くの人の心に触れられることを願う。
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