女王蜂
女王蜂が、2025年8月30日(土)に上海・上海静安体育中心体育馆で『QUEEN BEE TOUR 2025『AKU』in Shanghai』を開催。本記事では、同公演のオフィシャルレポートをお届けする。
2025年8月30日(土)に上海・上海静安体育中心体育馆で『QUEEN BEE TOUR 2025『AKU』in Shanghai』が開催された。
女王蜂にとっては上海・香港・台北を巡る初の海外ツアーの幕開けであり、2023年以来となる上海単独公演は今回で2度目。約3,000人のファンが会場に集結し、開演前から会場の外にはグッズ購入の長蛇の列や、メンバーさながらの姿に扮したファンの姿も見られるなど、熱気に包まれていた。
ステージの背景には、アルバム『悪』のビジュアルを大きく掲げた幕が広がり、観客を一気に作品の世界へと引き込む。19時30分、SEに合わせて登場したメンバーは「犬姫」でライブをスタート。ホールツアー『悪』で披露された“qb BEAST”の衣装に身を包み、大型LEDに映し出される細やかな表情とともに圧倒的な存在感を放った。ヴォーカルのアヴちゃんは「謝謝!上海!」と力強く観客に呼びかけ、会場のボルテージは一気に上がっていく。
ライブ中盤では、シングル「強火」の衣装に着替えたメンバーがさらなる勢いを見せ、「メフィスト」「01」など人気曲を次々と披露。フロアからは大きな歓声と合唱が巻き起こり、上海のファンからも楽曲への深い支持が伝わってきた。
この日のステージもMCやアンコールを挟まない構成で、約90分間をノンストップで駆け抜けた。圧倒的な集中力とエネルギーで一気に走り抜けた後、ラストにはメンバー5人が横一列に並び、客席を見渡しながら深々とお辞儀。異国の地で熱狂を受け止めるその姿はお客さんの表情をかみしめているようだった。
女王蜂の初海外ツアーは、このあと9月に香港、そして台北へと続いていく。上海公演で見せた熱量とスケールをさらに拡張しながら、アジア各地のファンを魅了していくに違いない。
撮影=Jerry Hu
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