timelesz松島聡、アートで初の地域コラボレーション 兵庫県南あわじ市「鳴門海峡の渦潮」モチーフの作品を制作

2025年6月11日にリリースしたニューアルバム「FAM」が70万枚を出荷したtimelesz(タイムレス)。Netflixで昨年から配信されたオーディション番組「timelesz project -AUDITION-」を経て、今年2月から8人組の新体制となった。メンバーの松島聡は、2023年9月に表参道ヒルズで「松島聡 コ。展」を開催するなど、アート作家としても活動している。この度、自身のアート作品で初めて地域とのコラボレーションに挑戦することになった。
松島聡がコラボレーションする兵庫県南あわじ市は、人口約4万人の淡路島南端に位置し、世界遺産登録が期待される「鳴門海峡の渦潮」を臨む地域だ。淡路島と四国を結ぶ「大鳴門橋」は今年竣工40周年を迎え、2027年度の完成を目指し、橋の下部に自転車道と歩道の建設が進められている。この「大鳴門橋自転車道」が開通すると、全長500kmのサイクリングルートが誕生し、世界中の注目を集めることが予想される。
現在、南あわじ市は、鳴門海峡の渦潮に最も近い観光施設である「道の駅うずしお」のリニューアル整備を進めており、今年10月下旬の開業が予定されている。リニューアルにあたり、同市は昨年秋、施設の入り口への全幅6mの大型デジタルサイネージ設置と、上映する映像コンテンツの企画を公募した。このコンペを勝ち抜いた企業と市が、松島聡の現代アートの取り組みに強い関心を持ち、デジタルサイネージに上映するアート作品の制作をオファー。松島聡がこの提案を快諾したことで、今回のコラボレーションが実現した。
デジタルサイネージ「うずしおビジョン」では、施設の訪問客向けに、季節ごとのグルメや景色、アクティビティを捉えた映像コンテンツが上映される。さらに、松島聡が「鳴門海峡の渦潮」からインスピレーションを受けて制作した「うずしおビジョン」のシグニチャーキャラクターが登場し、地域の魅力を国内外にアピールする。「淡路うず助」と名付けられたこのキャラクターの原画が今回公開された。
このアート作品の制作にあたり、松島聡は実際に地域を訪れ、観潮船に乗って鳴門海峡の渦潮を間近で体感したという。当日は海峡一帯に霧がかかっており、神秘的な体験となったようだ。
「その力強さには、怖ささえも感じましたが、同時に自然の生命力を感じ、不思議な感動が残りました。」と松島聡は語る。
「自然と共に生き、海や地球環境を守る大切さを、子どもから大人まで幅広い世代に届けていきます。海のことや自然のことを一緒に学んで、守っていきたい。」
との思いを込めて、「淡路うず助」をデザインした。「淡路うず助」の原画は今後市に寄贈され、市の様々な情報発信で活用されることとなる。「道の駅うずしお」のリニューアルオープン後、「うずしおビジョン」でアート作品が上映されれば、多くの人が施設を訪れ、地域の魅力をSNSなどで発信することが期待される。今回のコラボレーションは、地域の活性化と地方創生に大きく貢献することは間違いない。
timeleszの活動、俳優としての活動が多忙を極める中、アーティストとして新たな一歩を踏み出した松島聡。映像の公開時期や内容については今後、続報される予定だ。
「鳴門海峡の渦潮」松島 聡のインスピレーション
生まれて初めて見た渦潮は、壮大なエネルギーと激しい水の音の迫力がすごく圧巻でした。
自然が生み出す“力”の凄まじさに圧倒されると同時に、その姿にはどこか神秘的で幻想的な美しさもあり、まるで芸術作品を見ているような感覚になりました。
その力強さには、怖ささえも感じましたが、同時に自然の生命力を感じ、不思議な感動が残りました。
また、世界中から訪れた観光客たちがそれぞれ歓声をあげたり、写真を撮ったりと、思い思いに渦潮を楽しんでいて、改
めてこの自然現象が多くの人に愛され、親しまれていることを実感しました。
僕も、心の中に大きなエネルギーをもらったような気がしています。
松島 聡
So Matsushima
© So Matsushima/STARTO ENTERTAINMENT
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