ブラック・サバス、オジー・オズボーンとの「最後の安息日」に幕 豪華ゲストが集結した伝説的公演を振り返る

2025年7月5日、バーミンガムのヴィラ・パークスタジアムで、ヘヴィ・メタルの始祖としてシーンを牽引し続けてきたバンドの歴史に幕が閉じられた。オジー・オズボーンとブラック・サバスのオリジナルメンバーが、最後のパフォーマンス「Back To The Beginning: Ozzy’s Final Bow,」のために再結集したのだ。
チケット発売と同時にソールドアウトとなったこのイベントには、通常であればフェスのヘッドライナー級のバンドやメンバーたちが、ブラック・サバスのために世界中から集結し、それぞれの代表曲とサバスやオジーの楽曲のカバーを披露した(演奏されたセットリストは以下に掲載)。
全体で約10時間におよんだ“黒い安息日”の祭典には、メタリカやガンズ・アンド・ローゼズ、スレイヤーといった当初予定されていたバンドはもちろん、途中には俳優ジャック・ブラックによるビデオ出演、英1位となったヤングブラッド、ザ・ローリング・ストーンズのロニー・ウッド、そしてエアロスミスのスティーヴン・タイラーの登場といった数々のサプライズも披露された。
予告なしのゲスト、感動的なトリビュート、そしてキャリアを網羅したセットリストをもって、オジー、そしてブラック・サバスの伝説における決定的な最終章となった。
現在76歳のオジーは、過去に幾度も健康上の問題を抱え、4度の脊椎手術だけではなく、2020年には自身がパーキンソン病であること、そして歩行が困難になっていることも公表していたが、今回のイベントでは椅子に座りながらではあるものの、故郷に集まったファンのミュージシャンたちからの声援を受け、その唯一無二の歌声を響かせていた。
世界中のファンは、今なおこの祝祭に参加できる。Kisweとの提携により制作された独占ライブストリームは、終演後48時間、日本時間7月7日23:00までオンデマンドで視聴可能となっている。
生配信を見逃した人も、もう一度体験したい人も、「壮大で感動的な、メタル創設者たちへのオールスターによる別れ」「メタル史における最も象徴的な夜」とメディアで称賛されているこのステージを目撃するチャンスだ。
ヴィラ・パークで開催されたこの終日イベントは、俳優のジェイソン・モモアが司会を務め、以下のような伝説的アーティストたちによるスーパーグループが出演した。なお、公演の収益は慈善団体に寄付される。
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