コールドプレイ、アルバム9作を環境配慮型アナログ盤で再発へ

コールドプレイが、これまでに発表した9枚のアルバムを、ペットボトルをリサイクルして作られたアナログレコードで再発する。ツアーでも環境への配慮を重視してきたコールドプレイは、従来のレコード製造と比べて製造時の二酸化炭素排出量を最大85%削減できるという「EcoRecord」を採用する。
レコードレーベルParlophoneのマネージング・ディレクター、ジェン・アイヴォリー氏は次のようにコメントしている。「EcoRecord LPへの移行は、イノベーションと意図が融合したときに何が可能になるかを証明するものです。これは単なる新製品ではなく、環境への影響を大幅に削減し、ファンにこれまでと同じ高品質のオーディオ体験を提供すると同時に、フィジカルな音楽制作の新たな基準を確立する、先駆的な製造技術なのです」
再発対象となるのは、「パラシューツ」(2000年)、「静寂の世界」(2002年)、「X Y」(2005年)、「美しき生命」(2008年)、「マイロ・ザイロト」(2011年)、「ゴースト・ストーリーズ」(2014年)、「ア・ヘッド・フル・オブ・ドリームズ」(2015年)、「エヴリデイ・ライフ」(2019年)、「ミュージック・オブ・ザ・スフィアーズ」(2021年)となっている。
これらのLPは、約9本分のペットボトルから作られ、洗浄・ペレット加工を経てレコードに成形される。なお、2024年の最新作「ムーン・ミュージック」は、EcoRecord仕様でリリースされている。
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