Rin音、映画『リライト』インスパイアソング「貴方に晴れ」MV公開 尾道で倉悠貴と共演

福岡出身・在住のラッパー、Rin音が来週25日に3rdアルバム「error clock」をリリースする。これに先駆け、新曲「貴方に晴れ」が18日に先行配信され、6月19日にミュージックビデオが公開された。
19日にTOHOシネマズ 新宿で行われた映画『リライト』公開記念舞台挨拶に登壇したRin音は、主演の池田エライザ、阿達慶、松居大悟監督の前で初めて主題歌「scenario」を披露した。舞台挨拶の最後に、映画のインスパイアソングである「貴方に晴れ」のミュージックビデオが、18時半にバンダイナムコフィルムワークス公式YouTubeチャンネルで公開されたことが明らかになった。
「貴方に晴れ」は、映画『リライト』の主題歌オファーを受けたRin音が、制作にあたって映画を見て、主題歌「scenario」と共に書き上げた楽曲だ。
「scenario」が主人公”石田美雪”目線で書かれているのに対し、「貴方に晴れ」は、美雪の同級生”酒井茂”目線で書き下ろされた楽曲である。Rin音が「登場人物の中で特に感情移入してしまった」と語る”茂”目線で物語を耳で感じられるインスパイアソングに仕上がったという。
「貴方に晴れ」のミュージックビデオは、13日に公開されたばかりの「scenario」のミュージックビデオと同じく、松居大悟監督と映画『リライト』の制作チームによって今年5月に広島県・尾道で撮影された。映画『リライト』で”酒井茂”役を演じた俳優の倉悠貴が、作中から2年の時を経た茂役として出演。
広島県・尾道で何気ない1日を過ごす中でふと夏の日を思い出している茂。道を尋ねるRin音に千光寺を勧められ、巡回を続けると、思い出の瀬戸田高校に辿り着き、”茂くんへ”と書かれた手紙を見て高校3年生の夏を思い出す様子が描かれている。ミュージックビデオの中で出てくるタイトル「貴方に晴れ」の題字は、倉悠貴が手書きしたことが明らかになった。
途中に出てくるシーンは、映画『リライト』の中でも数々登場し、記憶に残る場所ばかりだ。映画の印象的なシーンが盛り込まれ、観る人の感情を揺さぶる。「scenario」と「貴方に晴れ」のミュージックビデオでRin音と茂のやり取りがどう映るのか、視点の違いが面白く描かれた2本である。どちらも、映画鑑賞前にも鑑賞後にも何度でも見たくなる作品だ。
6月25日にリリースされるRin音の3rdアルバム「error clock」は、2022年4月に発表された2ndアルバム「cloud achoo」以来、約3年ぶりのオリジナルアルバムで、パソコンのクロックエラーをテーマにした作品だ。アルバムには、「scenario」「貴方に晴れ」のほか、同じROOFTOPの仲間であるクボタカイ、asmiがそれぞれ参加した新曲「ダラダラするfeat.クボタカイ」「テレスコープ feat.asmi」や、変態紳士クラブのメンバーであり、さまざまなミュージシャンのプロデュースを手がける音楽プロデューサー・GeGによるプロデュース楽曲「春と夜空」、そのほか新曲やこれまでにリリースした楽曲など全14曲に加え、フィジカルCDには、ボーナストラック「snow jam – From THE FIRST TAKE」が収録される。
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