レディオヘッドのトム・ヨーク、音楽業界におけるAI利用を批判
レディオヘッドのトム・ヨークが、AIは「オリジナルの人間による芸術作品を盗んでいるだけ」と批判した。マーク・プリチャードとのコラボアルバム「トール・テイルズ」をリリースしたところのトムは、音楽界をはじめとするクリエイティブ業界でのAI利用に反対している。
エレクトロニック・サウンド誌にトムはこう話す。「僕の見た限りでは、音楽やアート、そしてあらゆる創造的な業界において、AIは今のところ本物の人間の芸術的表現のバリエーションを「作り出す」ことしか出来ない。AIがオリジナルの考えを持つことができるか?それはまだ見たことがない」
そして、人間による作品がAIの作品に利用されながらも作者が金銭利益を得られないシステムを非難した。
トムはABBAのビョルン・ウルヴァース、ザ・キュアーのロバート・スミス、ジュリアン・ムーアやケヴィン・ベーコン、ロザリオ・ドーソンら1万500人と共に、無許可でアーティストの作品をAIにプログラムすることへの規制の改善などを求めた嘆願書に署名している。
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