アロー・ブラック、ニューアルバムで「マーヴィン・ゲイとボブ・マーリーの音楽的対話」を創造
アロー・ブラックがニューアルバムで「マーヴィン・ゲイとボブ・マーリーの音楽的対話」を創り出したという。5年ぶりとなるアルバム「スタンド・ドゥギャザー」には、マーヴィンの1971年の代表曲「ホワッツ・ゴーイン・オン」のカバーが収録されており、マーヴィンの歌詞と社会の不調和についてのメッセージをボブのレゲエ音楽と融合させている。
NPRのインタビューでアローはこう語っている。「マーヴィン・ゲイと同世代にボブ・マーリーがいる。マーヴィン・ゲイとボブ・マーリー、つまりルーツ・レゲエとクラシック・ソウルの音楽的対話をしたかったんだ。この2人のアーティストがメッセージ・ミュージックと共に登場したからね」「それは、ほかのアーティストたちにも伝えたいことの一つなんだけど、アーティストとしてどれだけ楽しんでもいいけど、楽しみながら、より確固たるものも与えて欲しい。その楽しさを喜びや行動に変換する機会もあるのだということ」「それが、「ホワッツ・ゴーイン・オン」から得たものと同じくらい「バッファロー・ソルジャー」から得たものなんだ」
マーヴィンの「ホワッツ・ゴーイン・オン」は、1969年5月15日にフォー・トップスのリナルド・ベンソンがカリフォルニア州バークレーのピープルズ・パークで目撃した、後に「血の木曜日」と呼ばれるようになった住民の抗議行動に州兵が発砲して死傷者が出た事件にインスパイアされている。
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