ライブハウス「ロフト」創業者・平野悠氏が回顧するクロニクル『1976年の新宿ロフト』1/23刊行、記念トークライブも

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平野悠『1976年の新宿ロフト』(星海社)

ライブハウス「ロフト」創業者・平野悠氏の著書『1976年の新宿ロフト』が1月23日に星海社より刊行される。定価は1,540円(税込)。

本書は、日本のロック・ミュージックが真の意味で市民権を勝ち取る前哨戦を、ロフトの創設者が自ら回顧する壮大なクロニクル。1970年代に日本のロック・シーンはわずか数年で怒涛の如く成長し、やがて国内の音楽業界全体を席巻する存在として巨大な発展を遂げていった。この熱狂の先頭をいく気鋭の音楽家たちと常に併走してきたのがロフトだ。

本書は、日本のロック及びフォーク界のスーパースターを育てた「聖地」の創設者である著者が、いまや伝説として語り継がれる「1976年の新宿ロフト」のエピソードを大きな軸として、日本のロック・ミュージックの長く曲がりくねった歴史を、アーティストたちの素顔や業界の生々しい実情とともに明らかにする。歌謡曲に対するカウンターカルチャーとして、ロックが市民権を得ていった軌跡を堪能できる1冊だ。

『日刊ゲンダイ』での連載記事「『ロフト』創業者が見たライブハウス50年」を大幅に加筆、70年代にロフト・レーベルにも参画した音楽プロデューサー牧村憲一氏との対談は本書のための録りおろし、1976年10月に行なわれた新宿ロフトのオープンセレモニーにまつわる貴重な資料も収録。ライブハウスという新たなカルチャーが胎動した時代の息吹と熱狂を感じ取れる。

なお、2月7日には東京・新宿歌舞伎町ロフトプラスワンにて、「創業者自ら語るライブハウス『ロフト』の半世紀〜平野悠『1976年の新宿ロフト』(星海社新書)刊行記念トークライブ〜」が開催される。

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