オフコース、名盤「We are」「over」を初の45回転アナログレコードとSACDハイブリッド盤で4/6発売

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オフコース「We are」45回転アナログレコード

ステレオサウンドは、ユニバーサル ミュージックとの共同企画・制作によるオフコースの名盤「We are」(1980年作品)と「over」(1981年作品)を、初となる45回転高音質アナログレコードとSACDハイブリッド盤を4月6日に発売する。

オフコース5人時代の最高傑作とも言える8作目のオリジナル・アルバム「We are」、そしてオフコース5人編成の岐路に立つ9作目のオリジナル・アルバム「over」。この2作品は、彼らのホームグラウンドだった東京・大久保のフリーダム・スタジオでレコーディングが行なわれたのち、メンバーはアルバムを仕上げるためアメリカ・ロサンゼルスへ飛び、チェロキー・スタジオで初となる海外ミックスダウンへと臨んだ作品。

マスターサウンドを仕上げたのは、TOTO、ボズ・スキャッグス、スティーリー・ダン、シカゴ、ホイットニー・ヒューストンなど多くの世界的メジャーアーティストの音楽作品に関わった経験を持つ音楽プロデューサー&レコーディング・エンジニアとして知られるビル・シュネー。彼の仕上げたサウンドはどれも質が高く、オフコース・サウンドの真髄が、このアルバムのなかに鳴り響く。

今回、ステレオサウンドが発売するこの歴史に深く刻まれる2作品は、東京・湯島で「PICCOLO AUDIO WORKS」を主宰する名エンジニア松下真也が、オフコース作品への深い想いを持って、アルバム初となる45回転盤アナログレコードと、同じく初となるSACDハイブリッド盤に仕上げた。

45回転高音質アナログレコードの製作では、ユニバーサル ミュージックが厳重に保管する唯一無二のオリジナル・マスターテープを使用。再生には、記録された音声信号を抜群に高い精度を持って忠実に再現できるとされる名機ナグラ TIのテープトランスポートを採用。テープに収められたアナログサウンドの質感を最大限に引き出していく。ここで再生された音声は、松下エンジニアの卓越した技術力と感性によって、45回転仕様のレコードにマッチするサウンドバランスに整えられハーフインチのアナログテープに収録。本作のカッティング・マスターとなった。

レコードの原盤となるラッカー盤の製作では、このカッティング・マスターテープの生々しいサウンドの質感をそのままに、米国の名機スカーリー製のカッティングマシンで、ダイレクト・カッティングを行なっている。

本作は、オリジナルのマスターテープが内包している歌声と楽器の持ち味を最大限引き出す為に、デジタル機材をいっさい介在させない正真正銘のオールアナログプロセスによって製作する、贅を極めた高音質45回転2枚組のアナログLPレコードとなっている。

アナログレコードに続いて発売されるSACDハイブリッド盤の製作では、ハーフインチのアナログ・カッティングマスターテープを元に、松下エンジニアの手によって丹精込めて調整されたアナログ機材を駆使しSACDとCDそれぞれの器に合わせたマスタリングを施し製作している。

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