ヴァイオリニスト・庄司紗矢香 ジャンルカ・カシオーリと再び組んだ新作を発売 ショートMVも公開

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庄司紗矢香

庄司紗矢香 (C)Laura Stevens

1999年のパガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールにて史上最年少で日本人初の優勝を遂げ、翌2000年のデビュー以来、ヨーロッパを拠点にワールドワイドな活動を続けるヴァイオリン奏者の庄司紗矢香。前作から4年ぶりとなる新作『モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集 VOL. 1』が、2022年11月16日(水)に発売された。 

『モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集 VOL. 1』ジャケット写真

『モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集 VOL. 1』ジャケット写真

かつて「ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ」全曲録音を共に成し遂げたピアニストのジャンルカ・カシオーリと再びタッグを組んだ新作。コロナ禍でコンサート活動がままならなかった時期に庄司はモーツァルトをはじめとする18世紀の古典の文献を丹念に研究。その探求の旅を経て、今年5月にカシオーリとイタリア・モンドヴィの教会「Sala Ghislieri」にてレコーディングを敢行した。 

庄司紗矢香&ジャンルカ・カシオーリ レコーディング時写真 (C)ArsClassica

庄司紗矢香&ジャンルカ・カシオーリ レコーディング時写真 (C)ArsClassica

古典派の当時の楽器に倣い、庄司はガット弦とモーツァルト時代のクラシック弓を使用し、カシオーリはフォルテピアノを演奏。だが、決して懐古的ではなく、モーツァルトの音楽を表情豊かに、いま生まれるものとして伝えることを主眼として制作されており、庄司&カシオーリ・コンビの新境地を示す仕上がりとなっている。 

ユニバーサル ミュージックのYouTubeチャンネルでは、レコーディング時に撮影されたアルバム収録曲の「ヴァイオリン・ソナタ 第35番 ト長調 K.379 (373a) 第2楽章:Tema con variazioni: Tema – Var. I/V – Tema」のショートMVが公開された。 

庄司とカシオーリは121日の京都公演を皮切りに、7年ぶりとなるデュオ・リサイタル・ツアーを全国8ヶ所で開催する。ツアーでは新作収録曲も披露される予定。 

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