加藤和樹、新作ミニアルバム&野音ライブ映像作品の同時発売が決定 10月にはツアー開催も

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加藤和樹

俳優・そして歌手として活動している加藤和樹が、7月26日に東京・恵比寿ガーデンホールにて行われたコンサートにて、新作ミニアルバムと4月2日に行われた「15周年の集大成日比谷野音ライブ」の映像作品を10月19日に同時発売、さらに10月からスタートする新たなコンサートツアーの開催を発表した。

名古屋、大阪、東京の3箇所で開催された、これまでのアグレッシブなライブ“GIG”から次のステージへと進化する加藤和樹を魅せる、新たな“コンサート”「Kazuki Kato NAKED 2022」。

今回のコンサートは、加藤和樹&THE Sonics(Piano:吹野クワガタ Gt:田口慎二 Ba:川渕文雄 Dr:髭白健)の新しいバンド編成となり、オープニングでTHE Sonicsのメンバーが登場。モダンでジャジーなアレンジで「Hello」のインストが披露される。ミドルテンポの跳ねたリズムに吹野クワガタのピアノのメロディラインで初めて楽曲が「Hello」とわかったファンも多いだろう。大胆にアレンジされたサウンドがオープニングで繰り広げられるなか、1曲目の「東京ダイヤモンド」へ。ギターの裏打ちカッティングが印象的なアレンジのイントロが始まると、加藤和樹が白いシャツに黒ジャケットという大人っぽい衣装で登場。デビューミニアルバム「Rough Diamond」(2006年)に収録されている楽曲だが、同期なしの“裸の”ネイキッドなサウンド、音数を削ぎ落とした立体的な音像とともに、加藤和樹の進化した楽曲となり序盤からオーディエンスを心地のいい空間へと引き込んでいった。加藤和樹は緊張感を持ちながらもファンに新しいサウンドを表現することを嬉しそうに噛み締めていた。

ライブ中盤のカバーコーナーでは「Smile」を披露。チャップリンの映画『モダン・タイムス』で使用されたテーマ曲で、マイケル・ジャクソンをはじめ数多くのミュージシャンがカバーしている楽曲だ。メロディーの美しさと歌詞が相まって、加藤和樹の優しい歌声とともに「辛い時でも笑顔でさえいれば乗り越えられる」という楽曲に込められたメッセージを表現した。ジョー・リノイエのカバー「それだけしか言えない」では、序盤ではピアノと歌のシンプルな構成から始まり、中盤から加藤和樹の歌と会話するように徐々にギター、ベース、ドラムの音数が加わっていき、終盤ではバンド全体がダイナミックに盛り上がっていく展開で、繊細かつ力強く歌う加藤和樹のエモーショナルな歌声とともに、会場は感動的な温かい空間に包まれていく。

ライブ終盤、先日7月20日に発売となったオリジナル楽曲の配信シングル「Fight」が演奏されると、ギターのカッティングが印象的でラテンの血が騒ぐ強力に分厚く、タイトなリズム隊のグルーヴィなサウンドで会場の盛り上がりも最高潮に。続けて畳み掛けるように「メラメラ」「グローリー」とライブのキラーチューンが披露され、歓喜の拍手の渦のなかコンサート本編は終了。

アンコールで、新作ミニアルバム「Nostalgia BOX」と4月2日に行われた15周年の集大成日比谷野音ライブの映像作品「Kazuki Kato 15th Anniversary Special Live ~fun-filled day~」が2022年10月19日に同時発売することが決定し、そして10月からアルバムを引っ提げたツアー「Kazuki Kato concert Tour 2022-nostalgia-」の開催が発表された。そしてラストに「心安らかに、明日も笑顔で過ごせたら、そんな想いを込めて作った曲を聴いてください。」と、加藤和樹が作詞・作曲した「また明日」が披露され、「Kazuki Kato NAKED 2022」コンサートは幕を閉じた。

加藤和樹コメント

今回のコンサートのタイトル、NAKED(ネイキッド)という文字の通り’ありのまま’の加藤和樹、そして新しいバンドサウンドで、皆さんが新たな加藤和樹を感じていただけたならとても嬉しく思います。今日というコンサートのこの空間を大切なみんなと共有できてとても幸せです。また10月に元気に会いましょう。

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