銀杏BOYZ峯田和伸、笑福亭鶴瓶 初の生配信番組「無学 鶴の間」にゲスト出演「峯田とは共通点がいくつもある(鶴瓶)」

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銀杏BOYZ峯田和伸と笑福亭鶴瓶

U-NEXTは、7月2日にU-NEXTオリジナルとして独占生配信した笑福亭鶴瓶による初の生配信番組「無学 鶴の間」第3回のイベントレポートを公開した。

無学とは、50年前に笑福亭鶴瓶が弟子として通っていた、六代目・笑福亭松鶴の旧居で大阪・帝塚山にある寄席小屋。これまで寄席小屋「無学」では、わずか74人のお客さんだけに、落語会や演芸、コンサートなど、秘密のゲストを招いて行う「帝塚山 無学の会」が20年以上にわたって毎月開催されてきた。「無学 鶴の間」は、その生配信版として、U-NEXTを通して笑福亭鶴瓶とゲストとの2人きりのトークライブを届ける企画。

「無学 鶴の間」第3回のゲストには、ロックバンド銀杏BOYZのボーカル・ギターとして活動するかたわら、俳優としても数多くの作品に出演する峯田和伸が登場。「峯田とは共通点がいくつもある。だからこそ親近感が沸いている」と語る鶴瓶だが、そのひとつが「ここでは言えないですけど、ステージ上でそういうこと(“出したらいけないもの”を出す)をするというか。(番組で峯田のことを)調べたら台湾でもそんなことやってたらしいな」ということで、序盤から会場は大笑い。そんな峯田について、鶴瓶はしきりに「生放送で出したらあかん人」と笑いながらも、一方で「しゃべりたいことがたくさんある」とも。まさに配信できるかどうかの瀬戸際、終始ギリギリなところで繰り広げられる二人の漫才形式のトークライブに会場は大いに盛り上がった。

トークはまず2人の俳優業の話から。「最近はぎょうさんドラマ出てるな」と感心した鶴瓶が、「ライブを観たけどハートがいい。それがあるからみんなもドラマで使いたいと思ってくれているのでは?」と指摘すると、「自分では分からないんですよね」と首をかしげる峯田。「でも(俳優として)ええなと思うで」と鶴瓶がたたみかけると、峯田は「セリフ覚えはうまくいかないですけどね。だからファミレスで夜中、ノートに書いてセリフを覚えるんです。自分の書いた歌詞は覚えられるんですけど、違う人が書いたセリフはちょっと覚えにくい。でも音楽畑の人間だという思いがあるんで、現場では(セリフを覚えてから)ちゃんとしようと思っています」と俳優に向き合うスタンスを語った。

そしてミュージシャンとして活動を始めた頃の若き青春の日々について話をした後は、話題はお笑いコンビ空気階段・鈴木もぐらとの交流エピソードに。高校生の時に銀杏BOYZの追っかけをしていて、金欠だったもぐらのことを見かねた峯田は、地方で宿を提供したり、ご飯を食べさせたりしていたことがあったという。その話を聞いた鶴瓶は「俺に似てるな」と、自身の追っかけから落語家になった桂 二葉のエピソードを語りニヤリ。だがもぐらは、ある日を境にパッタリと姿を見せなくなり、峯田も心配していたという。それから月日は流れたが、ひょんなことで二人はとある居酒屋でバッタリ再会することとなる。そこでもぐらから「吉本で芸人をしています」といわれ、驚きを隠せなかったという峯田。その後単独ライブを観に行くなど、再び交流がはじまったという。そして昨年の「キングオブコント」は正座して見守ったとのことで、優勝を決めた時は「うれしかったですね」としみじみ語る峯田だった。

その後も好きな女性のタイプや、意外な場所での曲作りなど、興味深いエピソードを続々と披露する二人。そして終盤には、名曲「BABY BABY」をギターの弾き語りで披露。この曲は、女性と付き合った経験がなかった19歳ごろに妄想だけで書いた曲だと明かした峯田は、「今はもう書けないですね。いろんな人に『BABY BABY』みたいな曲を書いてくださいと言われるんですけど難しいですね。あの時の曲は机上の空論丸出しで、純度だけがものすごく高い。ああいう曲を書こうと思っても書けないんで、また書けたらいいですけどね」としみじみ。さらに鶴瓶のお気に入りの曲が「東京」であることから、急きょ「東京」も弾き語りをリクエスト。そんな峯田を送り出し、「やっぱり共通点が多いな」としみじみ語る鶴瓶。会場は終始笑い声が絶えず、大盛り上がりのトークライブとなった。

「無学 鶴の間」は、毎月1回、U-NEXTにて独占生配信を行なっており、第4回は、8月6日18:00からの生配信を予定。また「無学 鶴の間」第1回~第3回は、現在、見逃し配信/アーカイブ配信中。

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