中島みゆきの音楽プロデューサー瀬尾一三、名曲「糸」の編曲の全貌を語った「ほぼ日の學校」を公開 中島みゆきラスト・ツアーCDの話題も

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動画サービス「ほぼ日の學校」では中島みゆき「糸」のアレンジが生まれるまでの全貌を、音楽プロデューサー瀬尾一三が語った授業が公開中だ。

「ほぼ日の學校」は、「人に会おう、話を聞こう。」をコンセプトに、谷川俊太郎をはじめ、林真理子、三谷幸喜、笑福亭鶴瓶、など作家や芸能の文化人からスポーツ選手、料理人他、様々な分野の方が講師として登場する「人から学ぶ場」だ(有料サイト。1か月無料体験有)。2月28日と本日、前後編の2回に分けて、「中島みゆき「糸」のアレンジが生まれるまでー裸の曲に服を着せる瀬尾一三の仕事とは」と題して授業が公開されている。

授業では「糸」のアレンジだけに話は留まらず、今まで語られることがなかった中島みゆきの超絶な一発同録レコーディングについて克明に語られている。

また自身の体験を通して語られる編曲家、音楽プロデューサーについて、さらには「不完全なもの」が心をゆさぶるヒットの神髄にまで話が及んでいて実に濃い内容となっている。

さらに授業の中では2月2日にリリースされ現在ロングヒット中の「中島みゆき 2020ラスト・ツアー『結果オーライ』」にも触れている。この作品は本来、ツアーの後半に予定されていたライヴ本番収録が残念ながらコロナ拡大の前に実現せず、奇跡的に本番同等の機材を使用し確認用で録音していた公演音源の全てを後に、瀬尾がチェック、十分リリースできると判断しスタジオ作業を行い、最終的に今回の全21曲完全収録のアルバムとなった。

このラスト・ツアーで映画『糸』のモチーフにもなり、もはや国民的に愛される歌となった「糸」、1980年代に週間チャート1位を獲得した「悪女」、紅白歌合戦の歌唱曲「麦の唄」、初のミリオンヒット・ナンバーとなったドラマ主題歌「浅い眠り」、1975年のデビュー曲「アザミ嬢のララバイ」、そして、ライヴ本編のラストで歌唱し多くの人が感動の涙を流した「誕生」など、ラスト・ツアーにふさわしい時代を彩った名曲・代表曲の数々を披露。アンコールを含む歌唱された全ての曲をCD2枚に収録。最新にして最後のツアー・アルバムとなった今作はライヴCDのオールタイム・ベストとしても楽しめる作品となっている。

初回盤のドキュメンタリー映像は「糸」「誕生」「悪女」「浅い眠り」等、多くの貴重な歌唱シーンのダイジェストやリハーサル映像、ツアー各地の舞台裏など52分のボリュームで収録。ライヴを実際に鑑賞された方は勿論のこと、ラスト・ツアーに行くことが出来なかった多くの方々にも、ラスト・ツアーを十分に体感でき、楽しめる映像となっている。この特典映像は、NHK「SONGS」でもドキュメンタリー映像の一部が放送され、放送後にはSNSを含め大きな反響を起こしていた。

今回はこの充実した作品の内容もさることながら、それ以上に、楽しい時も、苦しい時も、リスナーの心に寄り添ってきた中島みゆきの歌が一貫して「生きる勇気」と「寄り添う心」を届け続けてきたことが、今作のロングセールスへとつながっている。

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