ルイ・アームストロング、NHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」効果でジャズ・チャートを席捲
ジャズの偉大なるアーティストであり、アメリカ・ポピュラー音楽史上屈指のエンターテイナーであるルイ・アームストロングのCDがジャズ・チャートを席捲。サウンドスキャンJAZZ週間TOP200(2022年1月10日-01月16日)では、1位から5位まで彼のベスト盤が独占している。
原因は、現在放送中のNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」。朝ドラ史上初めて三世代の女性をフィーチャーした家族100年の物語を綴るストーリーで、安子(上白石萌音)~るい(深津絵里)~ひなた(川栄李奈)を繋ぐ糸として重要な役割を果たすのが、ラジオ英会話講座であり、ルイ・アームストロングの奏でる「オン・ザ・サニー・サイド・オブ・ザ・ストリート」である。
ルイ・アームストロングの代表曲と言えば、1960年代後半、ベトナム戦争で人々の心がすさんでいた頃に平和の素晴らしさ訴えた「この素晴らしき世界」だが、実は「オン・ザ・サニー・サイド・オブ・ザ・ストリート」も共通するテーマを歌っていると解釈できる。
“悩みはドアにおいて、さあ、表通りに飛び出そう。表通りを歩けばすべてうまくいく、たとえ一文なしでも気分は大金持ちさ”という歌い出しは、敗戦後の日本を慎ましく生きる、主人公をはじめとする劇中の登場人物たちにもあてはまる。ちなみに「オン・ザ・サニー・サイド・オブ・ザ・ストリート」は、一般的には「明るい表通りで」という邦題で知られるが、劇中で安子の夫・稔(松村北斗)はストーリーにちなんで“日なたの道”と訳している。
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