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酷評だらけの音楽事典『クラシック名曲「酷評」事典』が発売 ベートーヴェン以降総勢43名の作曲家と作品に寄せられた磨き抜かれた酷評表現の数々を収録

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クラシック名曲「酷評」事典 上・下

クラシック名曲「酷評」事典 上・下

 

2021年3月27日(土)『クラシック名曲「酷評」事典』(上・下)が発売される。

本書は、ロシア系アメリカ人の音楽家、ニコラス・スロニムスキーによって編纂された、世にも稀な「酷評事典」。ニコラス・スロニムスキーはサンクトペテルブルクに生まれ、1923年にアメリカに移住後、ボストンを中心に音楽学者、事典編纂者、作曲家、指揮者、ピアニストとして活躍し、同時代の作曲家の初演を数多く手掛けている。『Baker's biographical dictionary of musicians』の編纂に携わったほか、『Music since 1900』『Music of Latin America』『Thesaurus of Scales and Melodic Patterns』など多数の著作を残している。

 『クラシック名曲「酷評」事典 上』

『クラシック名曲「酷評」事典 上』

『クラシック名曲「酷評」事典 下』

『クラシック名曲「酷評」事典 下』

本書は、ベートーヴェンからストラヴィンスキーやショスタコーヴィチまでの同時代に書かれた評論の中から、酷評だけを選り抜いて編纂されたもの。書き手の多くは、当時の主要メディアで健筆をふるった音楽評論家やジャーナリストで、いずれも音楽に造詣が深く耳の肥えた人物ばかり。本書は、いまでは当然のように「名曲」「不朽の名作」として語られるような作品が初演当時どれほど口をきわめてこき下ろされていたのか、その事実を記すとともに、クラシック音楽が発展してきた背後で、人々の「音楽を聴く耳」がどのように変化してきたかの記録としても意味を持つという。

上巻には作曲家ピーター・シックリー(別名P.D.Q.バッハ)による序文と編者スロニムスキーによる前書きが、下巻には作曲家の望月京氏によるエッセイと文筆家・ゲーム作家の山本貴光氏による解説が加わっている。また、本書の大きな特徴とも言える「罵倒語索引」は必見。磨き抜かれた酷評表現の数々に、むしろその曲を聴いてみたい好奇心にかられることは必至。「名曲解説」は読み飽きたという方は手に取ってみてはいかがだろうか。

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