坂本龍一「2020S」に採用された大麻布majotaeに迫る対談を連載 BEHIND THE SCENEにて公開

アーティスト

坂本龍一

坂本龍一の2020年に発表した楽曲をアナログレコードにまとめたコンプリートアートボックス「2020S」の制作過程を追う連載、BEHIND THE SCENEが更新された。

今回更新されたのはBEHIND THE SCENE VOL.5で、大麻繊維から作られた大麻布を取り扱ったエイベックスのファブリックブランド「麻世妙」を主導する麻布研究のスペシャリスト・吉田真一郎と、「2020S」のトータルデザインを担当するアートディレクターの緒方慎一郎の両名が、大麻布の魅力や、それぞれが考える日本文化の在り方について語る対談記事となっている。

大麻布は、通気性と保湿性に優れ、丈夫で柔らかな素材だったため、縄文時代から日本の生活に馴染み深いものであったが、第2次世界大戦を機に、日本国内で大麻の栽培が制限され、大麻布は人々の生活から消えていた。「麻世妙」は、”日本人が忘れてしまった布”である大麻布を現代のテクノロジーで蘇らせることに成功したファブリックブランドである。

「2020S」に「麻世妙」を採用するに至った経緯としては、「麻世妙」を「自分のプロダクトでも使ってみたい」と考えていた緒方が、エイベックスで制作できる今回の作品に採用したという。今作のコラボレーションは、緒方の願いを叶えると同時に、日本文化を象徴する作品を目指す「2020S」にとっても最適な選択になったのではいだろうか。

特設サイトでは、限定300点の「2020S」の予約を受付中。

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