ジョン・コルトレーン、ジャズの名門レーベル インパルス創立60周年を記念し名盤「至上の愛」公式解説ビデオを公開

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ジョン・コルトレーン(1962年撮影)© Chuck Stewart Photography, LLC/Fireball Entertainment Group All Rights Reserved)

ジョン・コルトレーンや、チャールズ・ミンガス、ソニー・ロリンズ、クインシー・ジョーンズなど、その後の音楽史に多くの影響を与えたアーティストを多く輩出したジャズの名門レーベル、インパルス・レコードが創立60周年を迎える。アニヴァーサリー・イヤーを記念し、レーベルを代表する名盤であるジョン・コルトレーンの「至上の愛」の公式解説ビデオが公開された。

インパルス・レコードはオレンジと黒の特徴的な盤面で知られ、1960~70年代にかけて進歩主義、精神主義、活動主義など様々な音楽の在り方を提唱し、第一線を走り続けてきたレーベルで、現在もUKジャズを代表するカリスマ的なサックス奏者、シャバカ・ハッチングスを擁し、前衛的なアーティストで益々の繁栄を迎えている。

今回、レーベルの公式解説ビデオが公開となった「至上の愛」は、サックス奏者のレジェンドとして知られる唯一無二のアーティスト、ジョン・コルトレーンが1965年に発表したスタジオ・アルバム。ローリング・ストーン誌が選ぶ「オールタイム・ベストアルバム500」において47位にランクインしたコルトレーンの最高傑作として有名な一枚だ。解説ビデオでは、レコーディングの裏話やコルトレーンがアルバムに込めた思いなどが紹介されている。

2021年は、インパルス・レコードの創設60周年のアニヴァーサリー・イヤーとして、様々なコンテンツの公開やリリースが準備されており、ヴァーヴとインパルスのエグゼクティヴ・ヴァイスプレジデントであるジェイミー・クレンツは「魅力が色褪せることがないレコードという遺産を多く持つこのレーベルの記念すべき年を祝えることを嬉しく思います。これからの一年を通して、新しい音楽のリリースや映像コンテンツ、記念グッズ、そしてパートナーシップの発表を計画しています。60年に渡り、音楽、思想、文化の境界線を押し広げ、プログレッシヴなアーティストたちの拠点としてあり続けたことを誇りに思い、我々の歴史を未来に繋げられるような一年にしたいと思います。」とコメントを寄せている。

また、60周年を彩ってきた名曲をまとめたプレイリストや、ジョン・コルトレーンを含む、インパルスの看板を背負った名アーティストたちの人気曲をまとめたプレイリストも公開され、日本においては60周年を記念した「インパルス 60th レア盤コレクション」がリリースされた。世界的にも大きな広がりを見せそうだ。

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