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「スキマスイッチTOUR 2019-2020 POPMAN’S CARNIVAL vol.2」1年越しのツアーファイナル公演、今週末開催&急遽ライブ生配信も

アーティスト

スキマスイッチ

2月21日、スキマスイッチが熊本でライブを行う。いや、正確に言うと――熊本に“帰ってくる”。

この日のライブは、彼らがヒット曲・定番曲からレア曲まですべてのキャリアを横断して披露する人気企画「スキマスイッチTOUR 2019-2020 POPMAN’S CARNIVAL vol.2」の千秋楽公演として行われる。ここで“2019-2020”のところに目を留めた方は勘が鋭い。ご想像の通り、このライブは新型コロナウイルスの影響で昨年から延期されていた公演がついに実現するというものであるが、スキマスイッチにとってこの公演は悲願であり、リベンジマッチと言っていい重みを持つ。

本来、熊本では昨年2月28日、ツアーの最終地としてライブが行われるはずだった。彼らは前年から38公演に及ぶロングツアーを行っていたが、最後を締めくくる九州シリーズの途中でコロナ禍に襲われた。当時は未知のウイルスにどう対処していいかわからず、不安と渾沌が渦巻いていた頃。そんな中、スキマの2人は熊本公演の延期を決断。あと一ヶ所でツアー完走にもかかわらずそれを断念しなければならない悔しさ、そしてライブを楽しみにしていたファンを悲しませてしまう申し訳なさ……行き場のない想いを抱えた彼らは、すぐに自分たちに何かできないか考えはじめる。

「バンドメンバーは一緒にいる。熊本の会場も押さえている。だったら、そこから配信ライブができるんじゃないか?」

そしてツアー千秋楽の熊本公演が行われていたのと同日同時刻、スキマスイッチは(スタッフのスマホを通して)無料生配信ライブを敢行した。誰も観客がいない熊本のホールで音楽を響かせ、「いつか必ずここでライブすることを信じている」と締めくくった。

今もそのときの映像はYouTubeに残され、閲覧回数は47万回を超えている。あれからちょうど1年。配信も行われる今回のライブは、あの日熊本公演に来れなかったオーディエンスのためのものであり、それと同時に不安の中でもモニター越しにつながってくれた人たちのものでもあるはずだ。

スキマスイッチが熊本に帰ってくる。「POPMAN’S CARNIVAL vol.2」がやっと完結する。1年ぶりに約束の地に立つ彼らは、一体どんな表情で私たちに歌いかけてくるのだろう?

文:清水浩司
ライブ写真:岩佐篤樹

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