キース・ジャレット、伝説的なLP10枚組ボックス・セット「サンベア・コンサート」をシリアル・ナンバー入りで限定復刻

キース・ジャレットの伝説的なLP10枚組ボックス・セット「サンベア・コンサート」のシリアル・ナンバー入りの限定盤復刻エディションが2月19日に発売される。
「サンベア・コンサート」は、キース・ジャレットが1976年にプロデューサーのマンフレート・アイヒャーを伴って来日し行われたソロ・コンサート全8公演のうちの京都・京都会館ホール、大阪・サンケイホール、愛知・愛知文化講堂、東京・中野サンプラザ、北海道・札幌厚生年金ホールの5公演を完全記録したもので、ジャズ・レコーディングの歴史の中でも画期的な成果と言える。
ダウン・ビート誌がオリジナル・リリースの際にジャレットの即興演奏に関し次のように表現している。
「巨人の発明は、圧倒的に親密で、リスナーを引き込み、虜にすることができる。ジャレットは再び彼の創造的な意識の洞窟に足を踏み入れ、驚くほどの力、威厳、そして暖かさを持った音楽をもたらした」
1978年に初出された、この美しく制作されイラスト、写真入りで紹介された10枚組の音楽は、事件やディテールに富んでおり、ジャレットが無限の創造性を持つ演奏家あることを明らかにしている。「ジャレットがジャズ界で最も偉大な即興演奏家の一人であることを示した」とイアン・カーはピアニストの伝記の中で書いている。
今回のエディションはオリジナルのLPセットを復刻したもので、故 ハウス・デア・クンストのキュレーターであるオクウィ・エンウェザーは「本作はジャズ・レコードの標準的なパッケージからの独立を宣言したECMの代表的作品で、このようにしてECMはレコードを最高の芸術的、概念的秩序を持つミュージシャンによる芸術作品として扱いました」とコメントしている。
1976年11月に京都、大阪、名古屋、東京、札幌で開催されたソロ・コンサートの模様を、日本人エンジニアの菅野沖弘と、キース・ジャレットと共に日本を旅したプロデューサーのマンフレート・アイヒャーの録音で収録した芸術作品。セットのパッケージには、バーバラ・ヴォイルシュのデザインによるブック型のパッケージには、クラウス・クナウプ、内藤忠幸、相見明の写真も掲載されている。
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