細野晴臣、初のアナログ化を含むソロ作品6タイトルが「レコードの日」に一斉発売

アーティスト

細野晴臣

細野晴臣の80&90年代のワールド・ミュージック、アンビエントの名盤3作品と、10年代の近年のアルバム3作品の計6作品が、11月3日の「レコードの日」にリリースされることとなった。

発売される作品は、アンビエント作品の「花に水」(1984年作)、「omni Sight Seeing」(1989年作)、「MEDICINE COMPILATION」(1993年作)と、近年の「HoSoNoVa」(2011年作)、「Heavenly Music」(2013年作)、「Vu Ja De」(2017年作)となる。

6作品は、それぞれSony Music DirectとSPEEDSTAR RECORDS(Victor)から、レーベルの枠を超え、一挙発売される。

唯一のカセット作品となる「花に水」は、昨年Vampire Weekendが楽曲「2021」でサンプリングしたことで、再注目を集めた「TALKING」を収録した、1984年にカセットブックとして発売された作品。その後、再発売などされないままであったが、この度、当時と同じくカセットテープでの初リイシュー。細野晴臣自身による文章も当時のまま収録掲載するなど、オリジナルパッケージを踏襲した再発売となる。なお、「花に水」は同時に配信もスタートする。

同じくワールド・ミュージックの先駆的名盤「omni Sight Seeing」、アンビエントの名作「MEDICINE COMPILATION」は国内においては初のアナログ化。両作共、砂原良徳による最新リマスタリングと、米国ハリウッドのバーニー・グランドマンによるカッティングが施される。

「omni Sight Seeing」は、当時世界各地を巡り、ワールド・ ミュージックの先導的な役割を担っていた細野晴臣が、80年代後半に掲げていた“観光音楽”の集大成となるアルバム。さながら音楽で世界旅行を体験するかのようなエレクトロニック・ポップの傑作である。

そして「MEDICINE COMPILATION」は、矢野顕子とのデュオボーカルによるセルフカバー「HONEY MOON」や、ファンク色が光る「AIWOIWAIAOU」など歌声が躍動する名曲も収録された名作。

一方、近年の細野晴臣のライブでもお馴染みの楽曲も多数収録された3作の中で、「Vu Ja De」は初のアナログ化となる。今回のアナログ化に際して、細野晴臣が好きな10inch LPを採用。さらに海外でも初リリースとなるため、セルフライナーノーツも含めたブックレットが日本語・英語で収録される。

また、ソロデビューアルバム「HOSONO HOUSE」以来の全曲ボーカル入りの作品となった「HoSoNoVa」や、「Heavenly Music」もアナログ盤再発売される。

「Vu Ja De」「HoSoNoVa」「Heavenly Music」は、全てアナログカッティングの名匠、小鐵 徹によるカッティング。なお、11月3日にリリースされる6作品は全て、アメリカでも発売される予定となっている。

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