BAROQUE、2人体制で生み出してきた作品群を公式YouTubeチャンネルにて一挙公開

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BAROQUE

BAROQUEが、YouTubeのオフィシャルチャンネルにて「Music Clip Collection」「Live Streaming」と題した映像企画を実施する。

7月19日21:00の「BAROQUE // Music Clip Collection」公開をプロローグとし、7月23日~4日連続で過去のライヴ映像をストリーミング配信。怜(Vo)と圭(G)、2人体制のBAROQUEとなってから生み出してきた作品群を一挙公開する試みだ。

ライヴストリーミングの[day1][day3]には怜(Vo)が、[day2][day4]には圭(G)が冒頭でコメント出演。見どころや当時を振り返っての想いを語っており、最新の姿を見せている。ファンはもちろんのこと、無料公開で垣根無く配信されるため、BAROQUEの世界と出会う良い入り口ともなる。

新型コロナウイルス感染症の影響を受け、本来ならば今ごろ、最新アルバム「SIN DIVISION」を携え全国を廻っていたはずのツアー「SAINTS OF SINNERS」は中断中。外出自粛下の4月、一早く完全リモートで新曲「STAY」を制作、企画立ち上げから1か月も経たずにミュージックビデオ公開まで漕ぎ付けるなど、彼らは苦境に屈することなく発信を続けてきた。だが、コロナ禍収束の見通しが立たない中、ライヴ延期が次々と発表され、無念にも中止となってしまった公演があるのも実情。そんな中ファンを想い、アイディアを模索しこの企画が実現した。

7月23日[day1]は、2017年1月28日にEXシアター六本木で行われた「PERFECT WORLD 2」を公開。L’Arc~en~CielのギタリストKenが、ライヴの演出アドバイザーとして参加。L’Arc~en~Cielのメンバーが他のアーティストのライヴ演出に関わるのは異例のことで、大きな話題に。

BAROQUEが様々な新しい試みに果敢に挑んだステージで、意表を突かれる場面の数々に心が躍る。サポートメンバーはTOKIE(Ba)とKENZO(Dr)。当時ニコニコ生放送で独占ライブ中継されたものの、パッケージとしてはリリースされていない貴重な映像でもある。

7月24日の[day2]は、2017年12月25日にディファ有明で開催された「ALL OF THE LOVE, ALL OF THE DREAM」ツアーファイナル。念願だった自身初となる円形ステージをこの日のためだけにつくり、フロアのセンターに特設。2人体制のアルバム三部作第1弾「PLANETARY SECRET」の世界観を具現化するにふさわしい、スペイシーな演出で観客を陶酔させた。

現在はBAROQUEに欠かせない存在となっている高松浩史(B/THE NOVEMBES)が同年夏から参加しており、この公演もKENZOと共にサポート。まさに「大文字BAROQUEの成長過程」を感じ取ることのできるドキュメントとなっている。

続く[day3]、7月25日に公開されるのは「VISIONS OF // PEP」。2019年4月30日に日本橋三井ホールで開催された、2人体制となって初のホールワンマンである。この3か月後にリリースされる、三部作第2弾アルバム「PUER ET PUELLA」収録曲が実はすべて披露されていた、というある意味異例の公演。サポートメンバーも含め全員白をドレスコードとした衣装も新鮮。ベースに高松、ドラムは山口大吾(People In The Box)、そしてhico(Key&Mani)を迎えた初の編成となるライヴだった。

最終日の7月26日[day4]に配信されるのは、2020年1月10日に圭の故郷・座間市で開催された「THE BIRTH OF LIBERTY」ツアーファイナル。今回はその一部がプレミア公開される。

ハーモニーホール座間は、銀河を描いたようなドームを天井に備える美しい会場で、BAROQUEとの相性抜群。空間のムードを活かしながら、荘厳なステンドグラスや紗幕への映像投影など、神秘的なステージ演出に息を呑んだ。「PUER ET PUELLA」で描き出した瑞々しい生命の輝き、人の一生の悲喜こもごもを映し出す走馬灯のようなヴィジョンを鮮やかに具現化した、総合芸術的なライヴだった。サポートメンバーは高松、KENZO、hico。

[day1]の映像は2017年、しかしたった3年前とは信じられないほどライヴの印象が変わっている。演出の違いというよりは、歌唱、演奏そのものが劇的な深化を遂げている。ストリーミングライヴ配信を連続視聴することで、「2人で歩いていく」と覚悟を決めた彼らの進化と変遷をありありと追体験できる。

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