日食なつこ、真冬の北海道大樹町で撮影した新曲「四十路」MV公開

アーティスト

日食なつこ「四十路」サムネイル
日食なつこ「四十路」サムネイル

岩手県花巻発ピアノ弾き語りアーティストの日食なつこが、新曲「四十路」のミュージック・ビデオを公開した。

撮影は全編、真冬の北海道大樹町で行われた。”道なき道を切り拓いていく生き様”を歌ったという楽曲のコンセプトから、大樹町でロケット開発事業を行うインターステラテクノロジズの全面的な協力を得て、ロケットの打ち上げに挑む人々の様子を撮影。現場の温度そのままに収められた映像は、日々、夢への挑戦のために身を捧ぐ人々の眼差しが印象的な仕上がりとなっている。

容赦ない大自然は力強く横たわり、日食なつこが見せる凛として柔らかい横顔が楽曲に呼応し胸を打つ。情熱を灯し進み続け、挑戦を諦めない人と歩む歌となっている。

日食なつこコメント

「四十路」はこの方々へ捧げるために何者かに呼ばれ書き上げた曲だったのかもしれない。

「四十路」という曲は元々ゼロから音楽を生み出す自分達の生き様を謳った歌でした。
2019年9月、北海道大樹町で開催された「宇宙の森フェス」に出演した際、そこでブースを出展されていた民間ロケット開発企業「インターステラテクノロジズ(IST)」と出会いました。
たまたま通りがかったそのブースでロケット開発に関するお話を聞くうち、道無き道を拓いていくその挑戦過程は音楽を生み出すためのそれと非常に似通っていることに気づきました。
その後もISTの存在は私の中でなんとなく尾を引き続け、「四十路」のテーマとISTのブースで聞いたお話が徐々にシンクロするようになり、いつしか頭の中には「ISTの方々が実際にロケット開発に挑む映像をお借りしたMVを制作できないだろうか?」という構想が出来上がっていました。

奇しくもISTは2019年12月29日から2020年1月3日の間に「MOMO5号機」という観測ロケット打ち上げに挑むところであり、我々はそのプロジェクトに飛び入りするような形で撮影許可を頂き、「MOMO5号機」製造・打ち上げに挑むISTの方々の姿を間近で拝見してきました。
今回MV内に登場するのは実際にロケット開発に挑んでいるさなかのISTの方々の姿、そして私がピアノを弾いている場所は、普段ロケットの部品等が実際に製造されているISTの工場内です。
日々数えきれない困難や課題に追われているであろうISTの方々の瞳は、しかし決して苦労の色ではなく、その向こうにある宇宙への夢と好奇の火を灯し絶え間なく輝いているように見えました。
「四十路」はこの方々へ捧げるために何者かに呼ばれ書き上げた曲だったのかもしれない…と錯覚するほどに、ISTの方々へのシンパシーを抱き続けた撮影だったのです。

立ちはだかる壁を越え、冒険心に突き動かされ進み続ける全ての人へ、この曲を賛同と激励の気持ちに代えて贈ります。
氷点下10度を割った北海道大樹町の険しくも美しい海や大地の雄弁さも、併せてご堪能あれ。

関連タグ

オススメ