m-flo 20周年ワンマン大盛況で閉幕、Crystal Kayなど豪華なゲストも続々登場

アーティスト

「m-flo 20th Anniversary Live “KYO”」
「m-flo 20th Anniversary Live “KYO”」

m-floが11月22日・23日にニューアルバム「KYO」を引っ提げて「m-flo 20th Anniversary Live “KYO”」を開催し、大盛況のうちに閉幕した。

m-floのワンマンとしては5年ぶりの開催で、オリジナルメンバーである、LISA、VERBAL、☆Taku Takahashiの3人によるワンマンとしては、2001年の【EXPO EXPO】ツアー以来の19年ぶりの開催となる。チケットは即日SOLD OUT。2日で約5,000人を動員した。もはや伝説となった”lovesアーティストたち”の出演はもちろん、バンドサポートメンバーにはALI&(80KIDZ)他注目の若手アーティストを迎えるなど、メンバー自身が拘り完成された演出によって各曲が表現され、待ち望んだファンの琴線に触れるライブとなった。

ライブレポート

唯一無二の声を持つメンバーが脱退。その後2人で活動は続くが、ひとりが交通事故に遭う──。しかし、この大事故が3人の距離を再び縮めるきっかけとなり、あの“声”がユニットに戻ってくる。2019年、決してシンプルではない活動だったがついに20周年を迎えたのがm-flo。

紅一点のボーカル・LISAが復帰したのが2017年12月。改めて3人組となったm-floが約5年ぶりとなるニューアルバム「KYO」を引っ提げて、ワンマンライブ「m-flo 20th Anniversary Live “KYO”」を東京・Zepp Tokyoで行った。

11月22日、23日のチケットは即日完売。思春期にm-floを聴いてきた世代や、社会人なってm-floを聴いて今やしっかりとした大人になった世代など、多層なファンが20周年のお祭りに集まった。

1曲目はニューアルバムの収録曲「E.T.」、2曲目は2001年リリースの「prism」、そして「MARS DRIVE」「juXtapoz」「been so long」へと、最新曲と2000年代の代表曲を織り交ぜながら観客のテンションを上げていった序盤。かつての曲はしっかりと2019年アレンジがなされ、このライブはそんな新旧ミックスで見せてくれるのかと思わせた矢先、空気に別次元の華やかさをもたらすlovesアーティストが登場する。

Emyli、YOSHIKA、日之内エミ。LISAが脱退した後に、m-floの楽曲に“loves”という言葉を冠して参加したフィーチャリングアーティストが「love comes and goes」を歌いあげる。

さらには、MCでVERBALが「lovesのきっかけとなった人です!」とCrystal Kayを呼び込んで「REEEWIND!」と「Love Don’t Cry」を披露(☆Taku TakahashiがプロデュースしたCrystal Kayの楽曲「Boyfriend -partII-」も歌うまさかのサプライズも。

Minami(CREAM)が登場し、あの時を思い出させる伸びやかでかつソウルフルな歌声を聴くことができ、日之内エミはキュートさとパワフルさを併せ持って「Summer Time Love」を歌う。観客全てが待ち望んでいたアーティストが登場していく。かと思えば、今年8月にリリースした「Toxic Sweet」でフィーチャリングした若きラッパー・JP THE WAVYが登場。1993年生まれの知る人ぞ知る超新星といきなり楽曲をリリースしちゃう、そしてステージに引っぱり込んでしまうm-floのloves力は今も健在だった。

後半にさしかかり、VERBALによって名前を呼ばれ、☆Takuによって「Lotta Love」のあのイントロがドロップされた瞬間、観客は「MINMIだ!」とギヤを上げた。

アンコールでは、2009年1月をもって歌手活動の引退を表明していたmelody.がこの20周年を祝って特別出演。「miss you」を歌唱すると観客の高揚感が別レベルに。YOSHIKAも再登場し、ピアノのイントロが流れればそれは「let go」しかない。YOSHIKAの歌声とVERBALのラップの融合した珠玉のバラードをまた聴けることできるとは……。どれもがアンセム。

ライブ本編の最後は、“やらないはずはない”とファンが確信を抱きながら待っていた超アンセム「come again」。LISAが歌うサビの“帰りたくないから止めないで”は、ここに来たすべての人の想いであり、その想いが口からこぼれて合唱となっていた。

活動20周年目にリリースしたアルバムのタイトルは「KYO」で、それは“今日”である。今回のライブで、「KYO」に収録された曲と、ずっとずっと前に作られた曲が違和感なく繋がったのを感じた。“昔の”や“新しい”とった形容が全て“今日”になった。

これまでm-floはアルバムのテーマやモチーフに必ず「マルチバース(多層次元)」を入れてきている。そんなm-floだからこそ、かつての曲をこのライブで時空をゆがめて聴かせてくれたんじゃないかと、20周年だから大げさに言ってみる。

セットリスト

1. E.T.
2. prism
3. MARS DRIVE
4. juXtapoz
5. How You Like Me Now?
6. been so long
7. EKTO
8. Beat -interlude-
9. love comes and goes (m-flo loves 日之内エミ,Emyli & YOSHIKA)
10. Loop In My Heart (m-flo loves Emyli & YOSHIKA)
11. DOPEMAN? (m-flo loves Emyli)
12. REEEWIND! (m-flo loves Crystal Kay)
13. Love Don't Cry (m-flo loves Crystal Kay)
14. Boyfriend -partⅡ- (Crystal Kay)
15. gET oN!
16. Perfect Place m-flo loves Minami
17. All I Want is You m-flo loves Minami
18. STRSTRK
19. PULSE
20. Orbit-3
21. Toxic Sweet JP THE WAVY
22. Summer Time Love (m-flo loves 日之内エミ)
23. Lotta Love (m-flo loves MINMI)
24. HUMAN LOST feat. J.Balvin
25. against all gods
26. KYO-TO-KYO
27. come again
アンコール
28. miss you (m-flo loves melody).
29. let go (m-flo loves YOSHIKA)
30. No Question…

関連タグ

オススメ