マンウィズ、異次元へと誘われた圧巻のプラチナコンセプトライブ終了

アーティスト

ト「SOUND & VISION X Presents MAN WITH A MISSION “Chasing the Horizon” Special Live with Naonori Yago+1→10」

音楽、映像、アート、テクノロジーが一体となったライブイベント「SOUND & VISION X Presents MAN WITH A MISSION “Chasing the Horizon” Special Live with Naonori Yago+1→10」が開催された。

本イベントは6月6日にリリースされたMAN WITH A MISSIONのニューアルバム「Chasing the Horizon」のコンセプトライブとして開催され、フジテレビ湾岸スタジオ内に設置された特設会場に抽選にて選ばれた1,000名の招待客のみという超高倍率のプラチナチケットとなった。

また、現地へ出向くことができないファンのために全国16カ所でライブビューイングを実施。加えてライブの模様をauの音楽配信サービス「うたパス」で生配信されるなど、この日は全国がMAN WITH A MISSIONが魅せる音と光のクリエイションで沸いた。

なお、このライブの模様は8月にスペースシャワーTV。9月にはフジテレビNEXTでオンエアが決まっており、この日の興奮をもう一度体感したい人はこちらのオンエア情報を心待ちにしていて欲しい。

ライブレポート
関東も梅雨入りが発表されたが、梅雨入りが嘘のように快晴。30度を超える夏日となった東京・お台場。開場までかなりの時間があるにも関わらず多くのファンが炎天下の中、チケットを手に列をなしていた。彼らはたった1000人という倍率を勝ち抜いた勝者なのだ。

6月6日にリリースされたニューアルバム「Chasing Horizon」のコンセプトライブと称して開催される本公演は、スペースシャワーTV、KDDI、フジテレビが共同で開催する音楽・映像・アート・テクノロジーを駆使した異空間でアーティストとのコラボレーションを果たすイベント“SOUND & VISION X”。

第2回となる今回は、5匹の究極生命体MAN WITH A MISSIONをアートディレクターでグラフィックデザイナーの矢後直規、クリエイティブ集団 1→10(ワントゥーテン)が料理するというから倍率、そして期待値はかなりのものだ。

東京・台場。フジテレビ湾岸スタジオ。ライブ会場とはまた違うロケーションに戸惑うも、スタジオの扉を抜けるとそこは見慣れた機材にMAN WITH A MISSIONのフラッグ。ライブハウスさながらの空間が広がっており、やっとオーディエンス達の緊張がほぐれたように見えた。だた、いつもと違うのは、オーディエンスと彼らの間に幻想的な紗幕が設置されていた。

暗転とともに歓声が巻き起こる。うっすらと狼達のシルエットが見えた。いよいよ始まるのだ。タイトルを告げるSEと共に、紗幕にタイトルが浮かび上がる。

音楽と完全にシンクロしたグラフィックワークに目を奪われていると、それは雄々しい狼となり地平線を駆け抜ける。ステージが明るくなると共にTake Me Underがスタート。あまりに幻想的なその空間にこれは現実に起こってることなのか?としばし放心し目を奪われる。

唖然とするオーディエンス達だったが、Jean-Ken Johnnyの「元気ニシテルカ人間ノ野郎ドモ!」というシャウトに我に返り、やっと会場はいつもの調子を取り戻した。その後もニューアルバムから新曲を次々と披露していった狼たち。

コンセプトライブ1部のラストを飾ったのは、Winding Road。こちらでは、事前にMAN WITH A MISSIONオフィシャルから追い求めている夢や目標をTwitterで公募。投稿されたメッセージがグラフィックにより彼らを包みやがて昇華されていくという感動的なインタラクティブ演出で第1部を終えた。

コンセプチュアルな第1部を終え、紗幕が落ちるとまた歓声が湧く。現実世界に狼が帰ってきたと言ったところだろうか。ここからは本来のMAN WITH A MISSIONの独壇場。レーザーメインの照明でdatabaseのイントロで会場の空気が一気に熱くなる。

ライブ初披露となった2045から、お馴染みRaise your flagの頃になるとダイブが発生するなどボルテージは最高潮、皆ここがテレビ局だということも忘れてしまっていたようだ。40分に渡る圧巻の第2部を終えた。

コンセプトライブということもあり、フルセットのライブよりは短めの編成の1時間。物足りないファンから恒例の「焼肉コール」が巻き起こり、狼達がオーディエンスの前に戻ってくる。

今年は11月開催の甲子園球場でのワンマンライブはじめ、今年はツアーが盛りだくさんである旨告げると「Freak It!」でオーディエンス達の腹を満たし「オオカミタチニ会イニカカッテキナサイ!」とステージを後にした。

異空間での圧巻のコンセプトライブ。感動的な演出によるこの1日限りのクリエイションは、選ばれし者達の心で続けずっと輝き続けることだろう。

Photo by Daisuke Sakai(FYD Inc.)

セットリスト
▽第一部
1. Take Me Under
2. Hey Now
3. Chasing the Horizon
4. Winding Road
▽第二部
5. database
6. Take What U Want
7. 2045
8. Raise your flag
9. My Hero
▽アンコール
10. Freak It! feat. 東京スカパラダイスオーケストラ

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