Spotify、Facebookメッセンジャー内でコラボプレイリスト新機能を開始

定額制音楽ストリーミングサービスでは世界最大の「Spotify」は、Facebookメッセンジャーの中で、Facebookの友人同士でプレイリストを生成し共有できる新機能「グループ・プレイリスト」(Group Playlists)を開始しました。
すでにSpotifyとの連携でさまざまな使い方ができるメッセンジャーアプリの「+」ボタンを押し、Spotify拡張機能を選ぶだけで、プレイリストの生成、そしてグループチャットへの共有、楽曲の追加が始められます。
プレイリストを作り始めるユーザーはSpotifyへの登録が必要ですが、曲を追加するユーザーは、Spotifyへのユーザー登録は必要ありません。その場合は、音源はプレビュー再生のみとなってしまい、Spotifyユーザーはフル尺での再生が可能です。
Spotifyは「パーティーやドライブ、新作のお気に入りのまとめに最適なグループ・プレイリスト機能は、ユーザーにかつてないほど簡単でシームレスにコラボレートしながら音楽をシェアできる方法を提供できる」と述べています。
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Spotifyは2017年4月には、Facebookメッセンジャー内で、チャットをしながら楽曲を探せたり共有できる音楽ボットを開始するなど、メッセンジャーアプリとの連携に注目している様子が伺えます。2016年3月からメッセンジャーの中でのプレイリスト共有が実装されて以降、新機能の開発ではあまり動きがありませんでしたが、今年に入ってFacebookも「ボット・ストア」や「Chat Extentions」など新機能を提供し始め、ユーザーの「発見」を促進する方向に注力していることから、音楽との出会いを拡大するSpotifyとメッセンジャーの親和性は、極めて高いと感じられます。
4月にローンチしたSpotifyボットは、楽曲のレコメンドをムード、ジャンル、アクティビティをユーザーが選ぶことで、メッセンジャー内でボットが曲やアルバム、プレイリストを紹介をしてくれる機能で、ユーザーは楽曲を検索したりプレイリストを閲覧するため、Spotifyアプリを開く必要がなくなり、チャットの流れの中で楽曲共有や出会いを促進する動きの一例です。
アップルもチャットアプリ「Messages」で、「ビジネス・チャット」ボットを開始するなどして、小売店やサービスとユーザーをつなぐ連携を始めています。アップルの場合は、「共有」に対する考え方がFacebookとは異なりますが、メッセンジャーアプリ内でユーザーとのインタラクションをどう起こすか、に関しては、今後も新機能の追加やサービス連携に積極的になっていくことが予想されます。
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■記事元:http://jaykogami.com/2017/06/14131.html

記事提供:All Digital Music
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