「スポティファイは敵じゃない」クインシー・ジョーンズがストリーミングサービスに言及

コラム 高橋裕二の洋楽天国

クインシー・ジョーンズが定額制音楽ストリーミング・サービスのスポティファイについてフェイスブックで言及した。ラジオ業界誌ヒッツが伝えた。

「スポティファイが成長する最も重要な今、私はスポティファイにいる私のパートナー達を誇りに思っている。スポティファイは敵じゃない。敵は海賊行為だ。スポティファイは売り上げの70%をミュージシャンや権利者に払っている。もし私が今(マイケル・ジャクソンの)スリラーを発売するとしたら、私がスポティファイに音源を提供するとみんなは間違いなく思うに違いない」

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クインシー・ジョーンズはスリラーのプロデューサーだった。

アデルのマネージャー、ジョナサン・ディキンズのダブリンで開かれたサミットでの発言。アデルのメガ・ヒット・アルバム「21」では、大ヒット後にやっとスポティファイに提供した。「ストリーミングこそが未来だ。人々が好きか嫌いかは別にして。今から5年以内にストリーミングはもうどこにでもある」。U2のボノは同じサミットで、「今は実験期間。上手くいくかどうか見てみよう」と語った。

米経済誌ビジネスウィークは、「スポティファイで聴けなくても、アメリカ中のラジオで『タダ』で聴ける」と記事にした。大騒ぎする事でもないという論調だ。

スポティファイのダニエル・エク最高経営責任者は11日、(全世界での)アクティブ・ユーザーは5000万人を突破し、有料会員は1250万人に達したと発表した。でも金を払っている会員は25%しかいないという事だ。ところでビートルズはいまだにスポティファイに音源を提供していない。

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