米ビルボードがテイラー・スウィフト ニュー・アルバムのセールスを予想

コラム 高橋裕二の洋楽天国

テイラー・スウィフト「1989」

来週月曜日(10月27日)、テイラー・スウィフトのニュー・アルバム「1989」が発売になる。業界誌ビルボードが発売初週のセールスを予測した。

80万枚〜90万枚が予測枚数だという。業界関係者は先週、75万枚だろうと言っていた。上方修正は予約の枚数によるものだそうだ。最近の発売初週のビッグ・ヒットは2013年のジャスティン・ティンバーレイクの「20/20 エクスペリエンス」で、968,000枚だった。今年(2014年)のビッグ・ヒットはコールドプレイの「ゴースト・ストーリーズ」で、737,000枚だった。

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テイラー・スウィフトは2010年の「スピーク・ナウ」が105万枚で、2012年の「レッド」が121万枚だった。ビルボード誌によると、今年のアルバム・セールスは2012年に比べて19%ダウンしているという。

今年最大のヒットになるだろうテイラー・スウィフトの作品は、ナッシュビルにあるカントリー・ミュージックのインディーズのビッグ・マシーン・レコードが発売する。配給はユニバーサルミュージックだ。前2作に比べて発売初週のセールス予測が控えめなのは、マクロでみるセールス・ダウンに加え、カントリー・ミュージックをやめてポップにした事も影響しそうだ。

ニューヨーク・タイムズはアルバム評の見出しに、「鼻声にさようなら」と書いた。コアなカントリー・ファンは離れる。ラジオ業界誌ヒッツは、「レッドが発売された頃に比べ、世の中はダウンロードからストリーミングに変わっている」と書いた。iTunesストアーでの売り上げが落ちるだろうとの予測だ。とはいえ今年最大のヒットになるのは間違いない。来週の火曜か水曜には枚数の速報が出る。

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