米ビルボード発表 定額制音楽ストリーミング・サービス会社ベスト8

コラム 高橋裕二の洋楽天国

音楽業界誌ビルボードが、定額制音楽ストリーミング・サービスを展開する会社ベスト8を発表した。インターネット・ラジオとは異なり、好きな時に好きな曲が聴ける。有料会員数や国力を勘案したという。面白い。

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1位は会員数1000万人のスポティファイ。2006年にスウェーデンで創業した。アメリカでは2011年からサービスを始めた。日本でもスポティファイ・ジャパンが出来た。ソニー・コンピュータエンタテインメント時代の後輩、野本晶君がライセンス関係の窓口を担当している。いつサービスが開始されるかは明らかになっていない。

2位のディーザーは2007年フランスで始まった。ヨーロッパをはじめサービスを行っている国数は多い。3位のラプソディーは2007年にリアルネットワークス社とMTVが合弁で始めた。現在は独立している。4位のRdioは無料音声通信スカイプの創業者ニクラス・ゼンストロームが2010年に始めた。5位にソニーのミュージック・アンリミテッドが入った。6位はグーグル。7位のWiMPはノルウエーで創業された。会員数はK(千)なので58万人だ。8位のsimfyも2010年、ドイツから始まった。

定額制音楽ストリーミング・サービスを行う会社は原則、毎月有料会員からお金を集める(広告が入る無料会員もいる)。スポティファイの場合1月9.99ドルだ。集めたお金から自分達の取り分を引いて、レコード会社やアーティストや音楽出版社(作詞作曲家)に支払う。ちなみに日本では他国に比べ原盤会社が多すぎて、まとめるのは大変だ。定額制音楽ストリーミング・サービスが始まるのには時間がかかる。日本のiTunesストアーがそうだったように。

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