ドイツ2018年音楽売上、ストリーミングが前年比33.5%増でCDを上回る

コラム 高橋裕二の洋楽天国

アメリカ、日本に次いで、世界3位のレコード売り上げのドイツ。昨日(3月7日)、ドイツの連邦音楽産業協会が2018年のレコード売り上げ実績を発表した。

それによると全体の売り上げは対前年比で0.4%の減だった。ストリーミングの売り上げは対前年比で33.5%伸び、全体の売り上げの46.4%になった。CDの売り上げは対前年比で20%減となり、全体の売り上げの36.4%で、初めてストリーミング売り上げに抜かれた。有料ダウンロードは対前年比で9.9%ダウンし、全体の売り上げの7.8%となった。LP(アナログ)の売り上げは5.1%伸び、全体の4.6%となった。

ユニバーサルミュージックのフランク・ブリーグマン最高経営責任者は、「CD売り上げは他国と比較しても依然高い」とコメントした。ストリーミングによる売り上げは46.4%だが、アメリカでは75%に達している。またドイツではダウンロードの役目は終わったと言っていいだろう。

ちなみに日本のレコード売り上げに占めるストリーミングは僅かに15%(日本レコード協会発表)である。
 


 

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記事提供元:洋楽天国

高橋裕二(たかはし・ゆうじ)

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