テンセント・ミュージック、上場へ

コラム 高橋裕二の洋楽天国

中国インターネット大手の騰訊(テンセント)は、オンライン音楽事業であるテンセント・ミュージック・エンターテインメント・グループ(TME)をアメリカで上場する為、新規株式公開(IPO)の為の書類を2日、アメリカ証券取引委員会に提出した。

同様のサービスを提供するスポティファイは上場時、時価総額が3兆2450億円(1$110円換算)だったのに比べ、テンセント・ミュージックは2兆7500億円だと経済新聞ウォール・ストリート・ジャーナルが伝えている。

スポティファイが全世界に向けてのビジネスに対し、テンセント・ミュージックはとりあえず中国市場向けなので、テンセント・ミュージックの株価は市場から予想以上に大きく評価されるという事になるのだろうか。

上場前にソニーミュージックとワーナーミュージックが、テンセント・ミュージックの株を取得した。ユニバーサルミュージックの取得は不明だと言う。スポティファイ同様、2社は上場後株式を売却するのだろう。音源を持っている会社は強い。

上場日は未定だ。
 


 

高橋裕二の洋楽天国

記事提供元:洋楽天国

高橋裕二(たかはし・ゆうじ)

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