アップルミュージックがTop100チャートを発表、毎日正午に更新

コラム 高橋裕二の洋楽天国

アップルミュージックがTop100チャートを発表

先週金曜日(9月7日)、アップルミュージックが曲のTop100チャートを発表。このチャートは毎日正午(アメリカ時間)に更新される。世界116の国でも、国別のチャートが作成される。アップルミュージックがTop100チャートを発表

定額制音楽ストリーミング・サービスのアップルミュージック。アメリカではこのチャートで、ますますラップ・ミュージックが勢いを増すだろう。オンデマンドなので、強力なラップ・アルバム、例えばドレイクやエミネムはアルバムからの曲が全てストリーミングされ、それが上位にランキングされる。

今までドレイクやエミネムを知らなかった音楽ファンは、定額制なので、聴いてみようかという事になる。それがまたチャートを押し上げる。

ラップ・コミュニティーでフィーチャリング・アーティストを煽り、YouTubeで刺激的な動画を流し、定額制音楽ストリーミングで「底引網漁」のように大量に巻き上げる。その数字は見なし売り上げとして、ビルボード・アルバム・チャート作成のデータになる。

従来のビルボード・アルバム・チャートは実物のCD売り上げとiTunesストアー他での有料アルバム・ダウンロード売り上げで作られた。しかし2014年の暮れ、定額制音楽ストリーミング・サービスのデータが加わる事になった。世の中でどんなアルバムが人気なのか、というのがビルボードのポリシーである。
 


 

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記事提供元:洋楽天国

高橋裕二(たかはし・ゆうじ)

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