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アップルが音楽確認アプリShazamを買収か

コラム 高橋裕二の洋楽天国

IT系のニュース配信をするTechCrunch(テッククランチ)が昨日(12月8日)、アップルが音楽確認アプリShazam(シャザム)を近々440億円(1$110円換算)で買収するだろうと伝えた。

Shazamは気になる曲があったら、音に向けてスマートフォンをかざす。数秒でその曲名が画面に表示される。アメリカの音楽業界はShazamを、音楽ファンの曲に対する興味の表れとして、ラジオ局への新曲を宣伝するためにしばしば使う。

アップルが過去に買収したビーツ(現アップル・ミュージック)に比べると買収金額が1/8程だ。勿論ビーツにはヘッドフォン・ビジネスもあるが、他の理由はストリーミングが有料会員で売り上げを上げられるが、Shazamは広告だけで、大きな売り上げは見込めないという。アップルはスポティファイに対し、Shazamを有効に使うことで定額制音楽ストリーミング・サービスでの追い上げを図りたい。

買収が決まったら、TechCrunchは来週の月曜日には発表になるかも知れないと伝えている。欧米での鉄則。悪いニュースは金曜日に、良いニュースは月曜日に。金曜日に発表したら週明けには皆が忘れてくれるという事だ。そして良いニュースは月曜日から金曜日までもつ。

高橋裕二の洋楽天国

記事提供元:洋楽天国

高橋裕二(たかはし・ゆうじ)

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