【海外】ワーナーミュージックがスポティファイと契約更改

コラム 高橋裕二の洋楽天国

ワーナーミュージックが昨日(8月24日)、定額制音楽ストリーミング・サービス最大手のスポティファイと複数年の契約を交わしたと発表した。

 

ユニバーサルミュージックとソニーミュージックは既に契約更改している。これでレコード大手3社が揃った。音源使用料の料率や付帯条件等は発表にならなかった。ユニバーサルミュージックやソニーミュージックは、アーティストによっては、有料会員はレコード発売時から聴けるが無料会員は発売時から2週間は聴く事が出来ないという契約(アーティストが選択できる)。スポティファイとしても無料会員をできるだけ多く有料会員にしたい。

 

3社揃ったところで、株式の上場準備はととのった。この年末か来年の初頭、ニューヨーク証券取引所に上場する。株価が低迷しているインターネット・ラジオのパンドラに比べ、どのくらいの値がつくか、音楽業界関係者は注目している。下のグラフはMIDIA社のデータで作成された定額制音楽ストリーミング・サービスの市場占有率。昨年(2016年)12月時点でのデータ。全世界で1億人の有料会員がいる。スポティファイが43%を占める(スポティファイの無料会員は含まない)。グーグルや始まったばかりのアマゾンはその他大勢(Others)だ。

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記事提供元:洋楽天国

高橋裕二(たかはし・ゆうじ)

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