米フォーブスが2016年最も稼いだミュージシャンを発表、1位はテイラー・スウィフト

コラム 高橋裕二の洋楽天国

アメリカの経済紙フォーブスが昨日(11月30日)、恒例のミュージシャンの年間稼ぎ高ベスト30を発表した。2015年6月から2016年5月末迄。レコード・セールス、音楽著作権料、コンサートの興行等で得た収入やCM料。業界誌のデータ、弁護士やマネージャー、コンサート・プロモーターやエージェントからの取材等で金額を推定した。1$110円で換算した。以下がベスト30中の上位10アーティスト。

1位)テイラー・スウィフト 187億円
2位)ワン・ダイレクション 121億円
3位)アデル 89億円
4位)マドンナ 84億円
5位)リアーナ 83億円
6位)ガース・ブルックス 77億円
7位)AC/DC 74億円
8位)ローリング・ストーンズ 73億円
9位)カルヴィン・ハリス 69億円
10位)ダディー 68億円

これらのアーティストに共通するのはコンサート・チケットの売り上げだ。テイラー・スウィフトは今最も観客動員を誇る女性アーティスト。世界中を駆け巡る。これにダイエット・コークやアップルの高額なCM料が加わる。2位のワン・ダイレクションは昨年も2位だった。3位のアデルが凄い。フォーブス誌が特記したように、ほぼアルバムからのアーティスト印税と著作権印税。ツアーの売上は3ヶ月分のみ。来年の集計では残りの6ヶ月分が加算される。来年の1位はほぼ確定だ。来週はグラミー賞のノミネーションの発表もある。

4位のマドンナはツアーに加え、化粧品や衣料品への名義貸しが大きい。5位のリアーナもツアーとサムスンやピューマのCM料。6位のガース・ブルックスはアメリカでしか受けないカントリー・ミュージックでこれだけ稼ぐ。昨年は3位だった。7位のAC/DCはひたすらツアーだ。ローリング・ストーンズもツアー。9位のカルヴィン・ハリスは昨年6位だった。DJはどうやってこれだけ稼げるのだろう。10位のダディーはディアジオ社のウオッカ・ブランド「シロック」のCMタイアップ料が大きいとフォーブス誌は指摘した。

記事提供元:洋楽天国


高橋裕二氏インタビュー

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