iTunes Radio来月よりサービス開始か、一部概要をAdAgeが報じる

コラム 高橋裕二の洋楽天国

iTunes Radio
9月のスタートに向けて準備中のiTunes Radioの概要を広告業界メディアのアド・エイジ(Ad Age)が伝えた。

iTunes Radioはアップルによる広告をとって運営するインターネット・ラジオ。利用者に向けて、15分に1回のオーディオ広告と、1時間に1回の動画広告が流される。アップルが提供する年額24.99ドルのクラウド型音楽ライブラリーiTunes Matchの登録ユーザーは広告なしで利用できる。

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年内(2013年)のスポンサーは1業種1社に限定。既にマクドナルド、日産、ペプシとプロクター&ギャンブルが広告主に決定した。あと1〜2社が追加になるようだ。また2014年1月からは全広告主に解放される。広告料金は明らかにされていないが、パッケージ(これも内容が分からない)で最低約1億円だという。

インターネット・ラジオの最大手パンドラの株価は、昨年末8ドルを割り込んだが、直近では20ドルを超えている。アップルが参入してパンドラに打撃を与えると見られていた予想が、インターネット・ラジオのビジネスが成長するビジネス・モデルだと市場は見てきているようだ。広告業界は今年のパンドラの携帯端末による広告売り上げが365億円(1$97円換算)から来年(2014年)は523億円と、43%も急伸長すると見ている。

レコード会社と音楽出版社と使用料にかんして、どんな契約になったかはまだ伝えられていない。iTunes RadioからiTunes Storeに利用者がどのくらい移動して購買するかは大変興味深い。

記事提供元:Musicman オススメBlog【高橋裕二の洋楽天国】

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