米ワーナーミュージック、第3四半期決算を発表

コラム All Digital Music

ワーナーミュージックQ3決算を発表、赤字がさらに拡大、売上は2%アップ

Warner Music Group

世界3大レコード会社の一つ、ワーナーミュージック・グループが第3四半期(4-6月)の決算を発表しました。

収益は前年同期の6億5100万ドルから約2%微増で、6億6300万ドル。損益は前年同期の3200万ドルから大幅に拡大して6300万ドルとなり、赤字額は約2倍に拡大しました。

大幅損失の理由は、税金費用が膨らんだことが最大の要因でした。

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Q3全体の内訳

第3四半期は、売上が1.8%増加、営業利益は6900万ドルと増加しました。(前年同期の6600万ドルから5%増加)。音楽売上・音楽出版の両ビジネスでのデジタル売上が増加したことにより、全体の売上増加へとつながりました。

音楽ビジネスの内訳

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音楽売上の内訳

音楽売上に目を移すと、全体で前年同期の5億1700万ドルから3.2%増加し5億3400万ドルでした。デジタル音楽の売上は前年同期の2億1600万ドルから8.5%増加し2億3600万ドルに成長しました。、デジタル音楽の占める割合は全体の売上シェアで44.4%となりました。デジタル音楽売上の成長の原因は、サブスクリプション型音楽サービスと音楽ストリーミングサービスの成長に伴う収益、そしてダウンロード売上です。

スティーブン・クーパーCEOは、特に四半期で24%拡大した音楽ストリーミングサービスの急成長がデジタル音楽の売上に大きく貢献したと述べています。
音楽ストリーミングサービスの活発的な成長には、大きな可能性があると信じています。

またクーパーは米国でさらなる音楽ストリーミングサービスの成長、そしてAppleが今秋に開始する「iTunes Radio」そしてGoogleのサブスクリプション型音楽サービスに期待しているとコメントしています。

音楽出版事業の内訳

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音楽出版事業の内訳

音楽出版の収益は前年同期の1億3800万ドルから2.9%減少し、1億3400万ドルでした。減少の原因は、収益ソースの全体的な減少、、CDなどフィジカルからデジタルへの継続した移行の影響です。

録音権使用料(メカニカルライツ)の売上は100万ドル(2.9%)減少し3300万ドル、パフォーマンス・ライツの売上は300万ドル(5.6%)減少し5100万ドル、シンクロ権は500万ドル(16.1%)減少し2600万ドルとなっています。

またワーナーミュージックはまたパーロフォンの買収を7月1日に完了したと発表しました。

■記事元http://jaykogami.com/2013/08/3625.html


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